制作・出演 : コロンビア交響楽団
ブラームス:交響曲第2番、第3番ブラームス:交響曲第2番、第3番
ワルターがステレオ録音で残した貴重な録音のひとつ。初期ステレオのため、多少高音がずり上がったような感じがしなくもないが、彼の音楽の前ではそれは大きな問題ではない。なにより推進力の大きな音楽作りが、ぐいぐいと聴き手を引きつけて離さない。
モーツァルト:交響曲第36番「リンツ」モーツァルト:交響曲第36番「リンツ」
モノラルLP時代のワルターの輝かしい記録である。特に「プラハの春」は(理由はわからないが)初出とのことで貴重。両曲とも生命感に満ち、ワルターが史上屈指のモーツァルト指揮者であったことをあらためて認識させられる。音質も想像以上に良い。
ベートーヴェン:交響曲第2番・第6番「田園」?ワルター不滅の記念碑ベートーヴェン:交響曲第2番・第6番「田園」?ワルター不滅の記念碑
50年代末の録音なのにこのクリアさは何! 「ワルターもの」復刻版が人気を集める中これは演奏の完成度の高さとともに復刻の技術を評価していいのでは。ライナーの前半を占める若林駿介氏(録音ミキサー)の「芸談」的解説がとても興味深い。
バーンスタイン&ガーシュウィン作品集 ウェスト・サイド・ストーリー ラプソディー・イン・ブルー 他バーンスタイン&ガーシュウィン作品集 ウェスト・サイド・ストーリー ラプソディー・イン・ブルー 他
自作2曲、ガーシュウィン2曲。十八番「ラプソディ・イン・ブルー」ではピアノの弾き振りも披露し、マルチな音楽的才能を爆発させた、陽気なアメリカ音楽のノリの良さで聴かせる楽天的名盤だ。