制作・出演 : サニーデイ・サービス
LOVE ALBUMLOVE ALBUM
1年ぶり、7枚目となるアルバムは、その名も『LOVE ALBUM』と銘打たれた感動巨編。サニーデイ的な王道ポップ・ソングから打ち込みやサンプリングを駆使した曲まで、全13曲。
MUGENMUGEN
このアルバムを好きにならない人がいるのだろうか。ダークでクラウディだった『24時』から1年3ヵ月ぶりの6作目は、長いトンネルを抜けた時の目の眩むような光にあふれている。老若男女それぞれに甘酸っぱくホロ苦い気持ちを噛みしめずにはいられない一枚。★
24時24時
5枚目の待望のフル・アルバム。10分以上もある大作(15)のような曲をはじめとして、随所に新しい試みがなされた意欲作だ。ビーチ・ボーイスやビートルズの内面にある病んだ部分と共通するものまで感じさせてしまう。これまでのファンがどう受けとめるか興味深い。
サニーデイ・サービスサニーデイ・サービス
今年は怒涛の勢いでリリースを続ける、サニーデイ・サービスの4thアルバムは、バンド名がタイトルとなった。ネオ・アコースティック・サウンドがキラキラ弾け、ますます美しい世界を作り上げるようになった。バンドとしての風格も感じられる。
愛と笑いの夜愛と笑いの夜
最高傑作の呼び声も高いサード・アルバム。感傷を恐れぬ素直な抒情性が胸に染みる。初期のニール・ヤングを想起させるひりひりした感触も心地好い。聴き手の感受性をテストする音楽でもあり、これをあざといと感じる輩もいるだろうが、裸の神経に触れる快感がある。
東京東京
一部作詞やヴォーカルの節回しに、はっぴいえんど時代の大滝詠一の淡ーい残像が。とはいえ90年代を生きるこの人たちのほうが、はるかにあてどなくて、可憐。いいメロディを書けそうな可能性は感じるので、あまりオタク的な演奏は避けたほうが得では。