制作・出演 : サム・ジョーンズ
ジャズ・ピアノの王者ピーターソン、MPS時代の快作。旧友のギター奏者ハーブ・エリスをゲストに迎え、最高にホットなプレイを聴かせる。 1. ナップタウン・ブルース 2. イグザクトリー・ライク・ユー 3. デイ・バイ・デイ 4. ハンプス・ブルース 5. ブルース・フォー・H.G. 6. 恋に過ごせし宵 7. セヴン・カム・イレブン 【パーソネル】 オスカー・ピーターソン(p) ハーブ・エリス(g) サム・ジョーンズ(b) ボビー・ダーハム(ds) ★1969年11月5&6日、ドイツ、フィリンゲンにて録音
ウエスト・コースト系のバピッシュなピアニストが、70年代から再度レコーディングに積極的になり吹き込んだ音源のひとつ。ブルースありモード系ありと飽きのこない作風に仕上がったピアノ・トリオ盤。
トリスターノ派の二人が79年にサル・モスカのスタジオで録音したピアノとサックスのデュエット。後半2曲は77年のカルテットでのライヴ演奏となっている。ピアニストであるモスカの作品は非常に少なく、これは貴重なものと言えるだろう。トリスターノ門下の高弟、マーシュの演奏は「バックグラウンド・ミュージック」のオリジナルが快調でノリが良い。
名手三人による79年の作品。冒頭のチック・コリアの名曲でこのトリオの名人芸とも言うべき見事なプレイがスタート。ウィリアムソンのピアノは耽美的で誠に美しい。彼はもともとクラシックの素養があるわけで“白いパウエル”と呼ばれたころとはかなり味が違うようだ。乗りのよい演奏が気持ちよく楽しめる。
バリトン・サックスなど多くの楽器を器用にこなす、1936年生まれのニック・ブリグノラ。主要作品は本作が吹き込まれた1979年以降が中心で、リーダーとして残っている本作は、クラリネットからフルートまで披露した充実の内容だ。
右手に負ったハンデをものともせず、自らのサウンドを確立したジャズ・ピアニスト、ホレス・パーラン。充実作の揃った60年代前半のブルーノート作品の口火を切った一作は、スタンダードが目白押しの万人向けトリオだ。
ジャズ華やかなりし1958年の金字塔。実質的リーダーであるマイルスが中心となり、行なわれたブルーノート・セッションで、今後も定番であり続けるであろう「枯葉」の大名演がこのアルバムを不滅のものにしている。
1960年録音の初リーダー作。「ジス・ヒア」「モーニン」などは、メッセンジャーズでの演奏と切り離して聴く必要があるが、ファンキーさは引けを取らない。翌年に結成するトリオへつながる重要なアルバム。