制作・出演 : シャルル・ミュンシュ
ミュンシュの最後期に残された至高の遺産をHQCD化。オネゲルの交響曲「第2番」では、名手揃いのパリ管弦楽団と高揚感あふれる演奏を。アンリオ=シュヴァイツァーを迎えたラヴェルのピアノ協奏曲では、色彩と詩情豊かな演奏を楽しめる。
ミュンシュがフィラデルフィアを振った、知る人ぞ知る貴重な録音。フィラデルフィア・サウンドを十分に活かして、ラヴェルやフォーレでの優美さ、ベルリオーズでのドラマティックな展開を巧みに描き出している。
幻想交響曲は、ミュンシュがボストン響と録音した2種の録音のうちの2度目のもの。ミュンシュの熱情とオーケストラの精度など、もっともバランスの良い演奏だ。ドビュッシーも、極め付けの演奏として有名なもの。
伝統を誇るレーベルが擁する歴史的名演から最新の話題盤まで、名曲名演を厳選した“RCAレッド・シール★ザ・ベスト”の1枚。甘い情緒のかけらも見せず、完璧のテクニックで弾ききったヴァイオリンの2大協奏曲。
ヴィオラ協奏曲的な要素もある「イタリアのハロルド」は、プリムローズ3度目の録音。トスカニーニ版に勝るとも劣らない出来栄えで、ミュンシュの熱気ともよく合ったスリリングな演奏を繰り広げている。
フランスの国威をかけて新設されたパリ管弦楽団の初代音楽監督に就任したミュンシュの、最初の録音がこの「幻想交響曲」。ボストン響時代を凌ぐ名演であり、その後これを超えるものは出ていない。
パリ管の初代音楽監督に就任したが、わずか2年で亡くなってしまったミュンシュが遺した貴重な一枚。フルトヴェングラーを彷彿とさせる壮絶な演奏として熱狂的に迎えられたもので、ミュンシュの最後の輝きがある。
クラシックにスポットを当てた、イマージュ・クラシック・シリーズの第2弾。タイトルは印象派だが、取り上げられているのは、印象派とその前後の作曲家たち。印象派へ、そして印象派からという流れが見える。
およそ半世紀も前の録音なのにこのリアリティは何だろう! ミュンシュ全盛期の気迫と情熱がグサグサと聴き手を突き刺してくるようなサウンドと演奏に終始圧倒される。特にオルガンが入る第2、4楽章など新たな発見と再認識を余儀なくされる楽しみがある。