制作・出演 : ショパン
ショパンの作品の中では劇的な要素の強い「バラード」と、詩的な美しさに満ちた「即興曲」という対照的な作品を交互に配したコンセプチュアルな一枚。ブーニンは、それぞれの作品の特性を十全に引き出している。
ノクターンは夜想曲。フィールドが作り出しショパンが完成させた、これ以上ないというほどに美しい作品が多い。本作では、ドビュッシーやマーラーなどを収録。ゆったりと時間が流れ、安らぎの時を演出する。
13歳での日本デビューから10年、トカレフのメジャー・デビュー・アルバム。豊かな音楽性と高いテクニックが満喫できる。ボーナス・ディスクには、アニメ「ピアノの森」のテーマ曲も収録。
コブリンのショパン全集の第3弾は、作品10の練習曲と作品9の変ホ長調の夜想曲など、人気の高い作品を収録。艶やかで輝きのある音色で、ショパンの有名曲を個性豊かに編み上げている。
発売元
株式会社チャプター・ワンジャズのトリオをバックに、二胡奏者の才人・パンファンが優雅でやわらかに奏でるクラシックの名曲たち。ドヴォルザークの「家路」はボサ・ノヴァ調に、モーツァルトの「恋とはどんなものかしら」はサンバの味付けをと、アレンジの名手でもある美野春樹のセンスが十分に活かされている。
ショパンの美しいピアノ・ソロを集めた2枚組コンピレーション。有名どころはもれなく収録しているので、入門編としても楽しめる。演奏家も一流で、質の高いアルバムに仕上がっている。
もっともなじみの深い楽器、ピアノの作品の中でもショパンは特別な存在だ。本作には、そんなショパンの主要なピアノ曲がほぼ網羅されている。演奏家には、デッカの誇る一流どころを揃えた豪華なコンピ盤だ。
ショパン・コンクールでの録音を除けば、ともに2度目の録音。閃光のように輝くピアニズムと飛びちるパッションはそのままに、円熟味が加わり一層の凄みを帯びている。デュトワのサポートも絶妙だ。
TVドラマ『春のワルツ』の劇中音楽を手がけた韓国のピアニスト、ジョンウォン・キムの本邦デビュー盤。華麗なテクニックで大胆に弾かれたスケルツォからは若い才能がほとばしり出る。多少奔放過ぎるような気もするが、繊細さも併せ持ち将来が楽しみである。
クニャーゼフとルガンスキーが鏡を媒介に睨みを利かせている“暗い”表紙にめげてはいけない。ピアニストとして抜群の腕前を誇ったふたりの作曲家たちが、それぞれに一曲だけ書いたチェロのためのソナタ、その深淵をとことん掘り下げた恐ろしい演奏。
何と粒立ちの良いピアノの音だろう。三浦友理枝が2枚目のアルバムにショパンを選んだのは、20歳代だからこそ弾ける音色を表現したかったに違いない。一粒一粒が瑞々しく輝き、曖昧な音や響きはない。多彩な表情を描き出す音楽性の豊かさも聴きものだ。
手軽に本格的なクラシックが楽しめる“500円クラシック”シリーズの一枚。本作では、日本人に人気の作曲家、ショパンを収録。名曲の数々が一気に楽しめる。
我が子にクラシックを聴かせようという、クラシック・ファンの親も納得の音楽鑑賞ガイド・コンピレーション・アルバム。選曲はもちろん、ブックレットの解説にも工夫を凝らし、興味が湧く仕様となっている。