制作・出演 : ジャニーヌ・ヤンセン
制作・出演
アントニオ・ヴィヴァルディ / エリザベス・ケニー / キャンディーダ・トンプソン / ジャニーヌ・ヤンセン / ジュリアン・ラクリン / ステイシー・ワットン / ヘンク・ルービング / マールテン・ヤンセン / ヤン・ヤンセン制作・出演
J.S.バッハ / シンディ・アルブラハト / ジャニーヌ・ヤンセン / ティーメン・ハウシング / フレードリク・ポールソン / ボリス・ブロフツィン / ヤン・ヤンセン / ユリア=マリア・クレツ / ラモン・オルテガ・ケロ最高の音で楽しむために!
デュビュニョンの新作を挿入し、曲順にストーリー性を持たせたというコンセプト面もさることながら、演奏そのものこそが当盤を意義あるものとしている。たとえば、ドビュッシーでの弱音やデュナーミク処理、キャラクターの対比など。メシアンもこれほどまでにダイナミックで興奮を呼ぶ演奏はなかなかない。★
ソロ、オケともにきわめてメリハリくっきりと情が動く瞬間を際立たせた演奏である。節回しや身振りの謂ではない。フレーズや書法に潜む発火点を鋭敏にすくい取り、大胆に響きに映す。その即発のスリルは、ベートーヴェンの2楽章で不意討ちのように結実する。
ヤンセンは若くて表現欲いっぱいのソリスト。硬軟自在に歌いまくり、大人っぽい色気もたっぷりである。伴奏のハーディングも単なる伴奏の域を超えて立体的で切り込みの鋭い表現を連発。独奏ともども非常に聴きごたえがある。新定番の登場である。
面白い。ピアノ学習者には馴染みの深い2声と3声のインヴェンションを弦楽器に置き換えて演奏する。これが新たな音楽を聴くように新鮮に聴こえてくる。立派な芸術作品として成立してしまう。絶好調のヤンセン4枚目のアルバムは野心的だ。必聴盤である。
ヤンセンが艶やかな音色で見事な演奏を繰り広げている。メンデルスゾーンでのロマンティックな表情やブルッフでのアグレッシヴな表現が素晴らしい。ヴィオラに持ち替えての「ロマンツェ」もよくヴィブラートがきいていて、とてもロマンティックだ。
制作・出演
エリザベス・ケニー / カンディダ・トンプソン / ジャニーヌ・ヤンセン / ジュリアン・ラクリン / ステイシー・ワットン / ヘンク・ルービング / マールテン・ヤンセン / ヤン・ヤンセン制作・出演
エリザベス・ケニー / カンディダ・トンプソン / ジャニーヌ・ヤンセン / ジュリアン・ラクリン / ステイシー・ワットン / ヘンク・ルービング / マールテン・ヤンセン / ヤン・ヤンセン / ヴィヴァルディ刺激的な「四季」が登場。弦、チェンバロとオルガン、テオルボが各1名で計7名。何よりテオルボの起用が大ヒット。このリズムのゴキゲンな推進力は今までにないもの。そしてやりたい放題のヤンセンのヴァイオリンも、この編成だからこその決まり具合。
オランダ出身の美貌のヴァイオリニスト、ジャニーヌ・ヤンセン(1978年生まれ)のデッカ・デビュー盤。強烈な音楽的個性の持ち主というわけではないが、優れたテクニックで、若々しくスタイリッシュな演奏を繰り広げている。バラエティに富んだ選曲。