制作・出演 : ジョン・ウェバー
ヴィーナスにおけるエリックのバラード・シリーズ第4作。ワン・ホーン編成による骨太の演奏なのはいつも通りだが、今回はモーダルなプレイを披露。その結果、ジョン・コルトレーンみたいな雰囲気を醸し出しているのがなんといっても特徴。辛口仕上げなのがいい。
制作・出演
アイドリース・ムハマッド / ジャッキー・ウィリアムス / ジュニア・マンス / ジュニア・マンス・トリオ / ジョン・ウェバー / ジョー・ファンズワース / チップ・ジャクソン / ポール・ウエスト発売元
株式会社ポニーキャニオンいぶし銀のベテラン・ピアニストの、M&Iレーベルの音源からセレクトされたベスト盤。派手な演奏ではないが、彼の内側に根づくブルース魂から発せられる音には気概が感じられ、説得力十分。また、じっくりと語られる滋味に富んだバラード演奏も味わい深い。
ジャズ・テナーの王道を行く人気サックス奏者エリック・アレキサンダーのヴィーナス・レコードにおけるバラード・アルバム第3弾。エリックがワン・ホーン・カルテットで堂々とした歌いっぷりをみせる。ロバータ・フラックの「やさしく歌って」は力強いアドリブで魅了する。
発売元
グ・ルーヴ武蔵野音大出身、都内のライヴ・スポットを中心に活動している女性歌手。これはセカンド・アルバム。デヴィッド・ヘイゼルタインをはじめとするニューヨークの精鋭たちをバックにスタンダードをじっくり、丁寧に歌っていて、すこぶる好感度。歌も演奏も素晴らしい。
日本でお馴染み、ニューヨークに拠点を置く複数のオーケストラで活躍中のカイザーの、2006年の『ワン・フィンガー・スナップ』に続くアルバム。クインテット編成で、初期のマイルスやチェット・ベイカーにちなんだレパートリーに挑戦、終始安定感のある演奏を聴かせている。
スタンリー・タレンタインの「シュガー」からスタート、コルトレーン・ライクな「マイ・フェイバリット・シングス」、ソニー・ロリンズの代表曲「エアジン」など、ファンのリクエスト曲を勇猛果敢に演奏しているストレートアヘッドな作品。エリックの魅力全開。
このレーベルでは2005年3月録音の『キラー・ジョー』に続くワン・フォー・オールのアルバム。今回は70年代のソウル〜R&Bのカヴァー集で、マーヴィン・ゲイやスティーヴィー・ワンダー、ダイアナ・ロスのヒット曲を素材にストレートアヘッドなジャズ演奏を展開。
エリック・アレキサンダーのジェントル・バラッズ第2弾。絶好調にある旬のテナー、その力強さ……。スタンダードを軽やかにそしてよく歌う。堂々たる演奏といえるだろう。奇をてらわず素直に演奏する爽快感、こういう演奏に理屈はいらないから少し音量を上げて、照明を下げて。
カルテットによる演奏。巧みな小技も用いるいぶし銀のリズム隊をバックに小気味良くトランペットを奏でるライアン・カイザー。テンポの速い曲でもクールに燃える感じで、とてもスタイリッシュな演奏だ。バラード曲(5)での歌心あふれるプレイには円熟の味わいが。
ウイントン・マルサリス・カルテットで脚光を浴びるピアニスト、ダン・ニマーが敬愛するウイントン・ケリーへ捧げたアルバム。ピアノ・トリオによる録音。ケリーを彷彿とさせるファンキー・ピアノが満喫できる。ジミー・コブはケリー・トリオの元メンバーだ。