制作・出演 : スクリャービン
スクリャービン:2つのマズルカ、ポエム・スクリャービン:2つのマズルカ、ポエム・
ショパンは即興的味わいに富むはつらつとした演奏で、すごい迫力。ラフマニノフも空間に放たれる音にリヒテル特有の存在感を感じる。スクリャービンは92年に録音。神秘的な和音と濃厚なテクスチュアをもつ。予想していたよりこってり感はない。
スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集
アシュケナージのスクリャービンに対する10年来のこだわりが、遂に全集という形で結実した。ショパンの影響下から出発して、特異な秘教的世界に至るこの作曲家の変遷過程を弾き分けて見事である。特に6番以降が音楽の独自性と相俟ってすばらしい。
ホロヴィッツの世界ホロヴィッツの世界
スクリャービン22歳の「練習曲」(op8)から死の前年に作られた「焔に向って」までの20年間にわたる作品からなっている。世紀末のロシアとヨーロッパの境に立つ独特な感覚にあふれたこれらの作品を、ホロヴィッツがすさまじい迫力に満ちた演奏を聴かせる。