音楽むすび | 制作・出演 : スティーヴィー・ワンダー

誰もが聴けば馴染みがあるだろう、慈愛に満ちた76年超名曲を中心とする商品。が、これまでこの曲、シングル化されたことはなかったのだとか。ほかに、12歳のときのデビュー作(63年)のライヴ(2)とか、近年のライヴ盤からの(3)とかを一緒に入れている。

25年ぶりのライヴ。“ナチュラル・ワンダー・ツアー”から大阪とイスラエルでのコンサートから収録された2枚組で、いきなり未発表曲からスタートする。フル・オーケストラを従えているのがミソだが、うまい、とかいう次元を越えた感動的な演奏だ。

68年の作品で、時期的にみればまだ、ソウルやロックの垣根を越えてスーパースターになる前だ。もっとも、モータウンを担うソウル・シンガーとしては押しも押されぬ存在だった。自作曲以外に、有名ソウル・ナンバーのカバーが聴きどころになっている。