制作・出演 : ステレオラブ
ドッツ・アンド・ループスドッツ・アンド・ループス
『エンペラー・トマト・ケチャップ』から約1年半ぶりの、97年のアルバム。基本的にはその前作の延長線上にある作りだが、ジョン・マッケンタイア以外にマウス・オン・マーズのメンバーなども参加、貪欲なまでに心地良い響きを追求していた作品になった。
エンペラー・トマト・ケチャップエンペラー・トマト・ケチャップ
ムーグ・シンセサイザーのうさん臭い音色にあえてこだわるこの種の演奏って、音楽よりも音そのものを偏愛するテクノのあり方と、案外近い部分があるのかも。根拠のないものを愛でる姿勢に貫かれたCDなので、音楽に確固とした感動を求める人には不向き。