音楽むすび | 制作・出演 : ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツ

プロデューサーにダスト・ブラザーズ（ビースティー・ボーイズ他）を迎えたアルバム。ここ数年、かなり積極的にリリースしてきたニューヨークの凸凹コンビだが、この作品は格別の仕上がりで、リズム面、アレンジ面などで幅を持たせてあるしアイディアも満載！

玩具箱をひっくりかえしたような楽しさだ。ユーモラスで、ちょっぴりシリアス。音楽と遊んでいる手作りの妙、だけど、決してこじんまりと自分だけの世界に閉じ篭ることのないしたたかな精神力も備えている。面目躍如の前作より2年ぶり、96年のアルバム。

一昨年の来日公演で実践していたバンド編成でアルバムを制作したTMBG。これで、面白さ、奇妙さ、楽しさが一気に倍増だ。より疾走感も増し、立体感も出てきた。ゲストにギタリストのロバート・クワインが参加しているのも嬉しい。間違いなく傑作。

日本では未発表だった、彼等のインディ時代のシングル・トラックを集めたコンピレーション。多彩な音楽をオモチャ箱ひっくり返し的感覚で、ユーモアたっぷりに消化した彼等のユニークな魅力がシングル集だからこそ爆発。ほとんどの曲がアルバム未収録!

ユニークな活動が学生の間で大評判を集めているニューヨークのデュオで、先頃、来日したばかりでもある。アイディア豊かな、オモチャ箱的な楽しさ、手作りの楽しさがふんだんに楽しめる。これはインディーズ時代に残した86年のデビュー作。

NYブルックリン出身の彼ら、通算3作目のアルバムで、カレッジ・ミュージック・シーンではかなり以前から支持されている。今回メジャー・デビューを果たし、ますます活躍が期待される。独特のビートにのせてヒョウヒョウと歌うアコースティック・ポップが魅力!