制作・出演 : チキンガーリックステーキ
2010年に結成20周年を迎えたアカペラ・グループのアルバム。壮大なイントロが印象的な応援ソング「笑わなしゃーない」、小椋佳書き下ろしのラヴ・ソング「遅ればせ?だけど青春」、美しいハーモニーを堪能できる「夢の出逢うところ」などを収録。
ほぼ100%男の声によるジブリ・ソングス。元歌が女声であることに起因するだろうヴォーカルの歌い口は、新鮮だが少々の違和感も。“ア・カペラ風味”は強めで愛好家向けの仕上がりながら巧さ=旨さは十分。大同小異のサウンドの中では、本質的にポップス楽曲の「風になる」や、インストを加えた「やさしさに包まれたなら」が好トラック。
ア・カペラらしい雑食性を存分に発揮した“全部入り”アルバム。美味しい楽曲をずらりと並べ、ちょいベタなオリジナル「うた歌え!」も加えて、ターゲットはハモネプ世代か。耳コピ狙いもあってか、ミックスもスッキリ系。彼らの実力なら、もっとゴツゴツした仕上げにしても面白い音になりそう。
90年に神戸で結成された、ポップなア・カペラ・グループの草分けとも言える彼らが結成20周年を迎えて提示するその実力と本質。女優・画家の新井晴みが作詞を手がけた「風がきれい」では、軽快なリズムに乗せてせつなくあたたかい極上ハーモニーを披露。NHK『みんなのうた』2009年12〜2010年1月に放送。
日本人の胸にしみるメロディと、美味しいハモリ。ア・カペラとGSの相性の良さはもはやお約束のレベルなのだ。低音ヴォーカルをフィーチャーした「バン・バン・バン」、思わず一緒に“ゴーバン!”しそうになる「シーサイド・バウンド」など、練れたアレンジ・テクニックと歌ぢからで退屈させない。
長いキャリアを持つ男性6人のア・カペラ・グループが、いよいよ本腰を入れて作ったと思しき“勝負作”。すべてオリジナルの13曲は、ハモリものにありがちなスクエアさを感じさせない、上質のポップスばかり。大人の楽しみを、余裕ある実力がゆったりと聴かせる。★
実力派ア・カペラ・グループによる、さだまさし、女性アーティストに続くカヴァー集第3弾は、坂本九、チューリップをはじめとする、古今の男性陣の名曲に取り組んだもの。ヴォーカルを自在に操った解釈は実に新鮮で、カラフルな万華鏡を見ているようだ。
1990年に神戸で結成されたベテラン・アカペラ・コーラス・グループ、チキガリの4thアルバム。今回はカヴァー集で、宇多田ヒカルや荒井由実、ザ・ヴィーナスといった女性歌手の名曲を取り上げている。
結成15周年を迎えるア・カペラ界の実力派グループが、初のオリジナル・アルバムをリリース。伸びやかなメイン・ヴォーカルと6人のヴォイスが繰り出すハーモニーが、重厚、流麗、爽快さを携えながら、恋のせつなさや喜び安らぎを伝える。
神戸を拠点に活動するベテラン・ア・カペラ・グループによるさだまさしカヴァー集。「秋桜」「若葉は限りなく生れつづけて」といった名曲を、抜群のコーラス・ワークで聴かせる。