制作・出演 : チャイコフスキー
チャイコフスキー:交響曲全集チャイコフスキー:交響曲全集
コバケンのチャイコフスキーが、なぜ共感を与えるのか。それは曲への熱い思い入れがなせる濃厚な表現と言えるだろうか。第1番〜3番あたりも、できるだけ整然とした演奏を心がけようとするものの、その棒の隙間からあふれ出る情熱のほとばしり。これがオハコともいえる第5番になったら……もう、ファンにはたまらないコバケンの世界。93〜95年に収録されたライヴ。貴重な個性だ。
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調
ニューヨーク・フィルを自在に操ってキラキラと輝いていた時代のバーンスタインの記録の復活であり、内容価格共にお買い得の1枚。作曲家らしく分類整理の行き届いた気持ちの良い演奏で、それ故に発売当初は評価されなかったものの、今でも実に新鮮。
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調<悲愴>チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調<悲愴>
世界で初めて公開される音源。少し度がすぎるほど寂しく厭世的で、病的なまでに繊細で、これまで出ていたフリッチャイの3種の「悲愴」の中では間違いなくベスト演奏だし、ほかの名盤たちにも十分匹敵する出来ばえだ。録音も、耳を疑うほど新鮮な響き。