制作・出演 : チャーリー・パーカー
ストーリー・オン・ダイアル Vol.1ストーリー・オン・ダイアル Vol.1
モダン・ジャズの原点ともいうべきビ・バップの最大の巧労者であり、ジャズを語る上で欠くことの出来ない天才チャーリー・パーカーがCDで登場した。ここにはダイアルへレコーディングした1946年から1947年の全録音から、大和明氏によって、彼の最良のアドリブ演奏を各セッション毎に録音順にセレクトしてあり、よほどのマニア以外この37曲は満足のゆく選曲といえよう。あの有名な、酒でほとんど意識不明の状態での悲痛なセッションも、もちろん収録してあり、パーカー全盛時の神髄にふれることが出来る。これを機にサヴォイ盤の早期CD化も望みたいものだ。
ライヴ・アット・カーネギー・ホールライヴ・アット・カーネギー・ホール
カーネギー・ホールでの'49年12月25日と'52年12月14日の演奏が収録されている。(4)はディジー・ガレスピーとの共演で、二大巨頭が顔を合わせたことだけで大満足、という場内の雰囲気が伝わってくる。レッド・ロドニーのトランペットが聴きもの。