制作・出演 : ティム・ホーナー
ビートルズ・イン・ジャズビートルズ・イン・ジャズ
これまでモンク集やモーツァルト集を出しているトリオ。7作目となる本作ではおなじみのビートルズ・ナンバー13曲に独自のアレンジを施し、繊細かつ優雅に演奏している。マルティーノはトリスターノ系だけあって、グループ名どおりのロマンティックかつクールな演奏。
恋のチャンス恋のチャンス
81年生まれ、オーストリア出身の女性シンガーによる、2年半ぶり通算3枚目のアルバム。ニューヨークで活躍する名手たちの伴奏を得て、新旧のスタンダードをキュートに歌う。甘いヴォイスに都会的に洗練された歌唱、ジャズ・クラブの雰囲気を満喫できる一枚だ。
ミュージック・オブ・ザ・ナイトミュージック・オブ・ザ・ナイト
『オペラ座』『シカゴ』『美女と野獣』など、ミュージカルに疎い人間でもなんとなく耳にしたことのあるようなナンバーばかりで、マルティーノのラテン風味のプレイとも相性がいい。考えてみれば、昔はミュージカルからジャズのスタンダードが生まれてたんだっけ。
アズ・タイム・ゴーズ・バイアズ・タイム・ゴーズ・バイ
82年録音。キャロルは当時、わが国でもよく知られる女性シンガーで、全国各地のライヴは盛況だった。その最終公演の後、東京のスタジオで同行メンバーとともに録音。ということもあり、ピアノ・トリオとの呼吸もピタリで、彼女は快調に歌っている。軽妙な節回しに独特の味わいが。