制作・出演 : デヴィッド・マシューズ
25-アート・ブレイキー・トリビュートー25-アート・ブレイキー・トリビュートー
結成25周年記念アルバムは、アート・ブレイキー生誕90周年を祝うトリビュート盤。だからして、曲はメッセンジャーズに縁のあるナンバーだし、演奏もやっぱりファンキー。ハード・バップなんてのを知らなくても、理屈抜きに楽しめるジャズ・アルバムだ。
V.S.O.P.V.S.O.P.
初代ドラマーのガッドと二代目ベーシストのゴメスを迎えたMJQのアルバム。メンバーは何度も交代しているが、サウンドに大きな変化はない。そこが編曲を担当するマシューズの才能だ。それでも初期のメンバーを得ていつもと違う高揚感が認められる。
スペインスペイン
表題曲でもあるチック・コリアの名曲以外は、クラシックの有名曲を中心にした曲構成。デヴィッド・マシューズの、さまざまなリズムを駆使したアレンジが冴える、このオーケストラのサウンドは色彩感豊かであるし、そこに絶妙に絡む各奏者のソロもハイ・レベル。
クロース・トゥ・バカラッククロース・トゥ・バカラック
デビッド・マシューズの編曲でバカラック作品を歌う2007年作。歌とバックというより、歌とMJQのバンド・サウンドが一体化している印象でパワフル。2管とホーン・セクションを組むかのようなスキャットがいい「サンホセへの道」、広い音域で安定した歌を聴かせる「ゴッド・ギブ・ミー・ストレングス」など魅力的。