制作・出演 : トリノ・イタリア放送交響楽団
プッチーニ:歌劇≪妖精ヴィルリ≫全曲プッチーニ:歌劇≪妖精ヴィルリ≫全曲
プッチーニの最初のオペラ。女を裏切った男は妖精ヴィルリたちによって復讐されるという伝説に基づいている。アンナのアリアはまさにプッチーニというべき美しいもの。1954年録音だが音質は良く、フスコがチャーミングなアンナを歌っている。
ヴォルフ=フェラーリ:歌劇≪スザンナの秘密≫全曲ヴォルフ=フェラーリ:歌劇≪スザンナの秘密≫全曲
登場人物がたった二人で、全曲40分ほどというミニ・オペラ。“秘密”とは男女のそれかと思いきや、スザンナが亭主に内緒でタバコを吸ったというだけのお粗末な話。音楽は話に呼応してコミカルでお手軽だが、演奏は歌手も指揮もオケも特上。エライ!
マスネ:歌劇「ウェルテル」マスネ:歌劇「ウェルテル」
ワーナー傘下の伊フォニト・チェトラ&イタリア国営放送制作の歴史的音源復刻シリーズ。50年代前半のイタリア“地場演奏”が近年のCDマスタリングと共に蘇る意義は大きく、パッパーノ盤(98年)と比べても音楽のドラマ性へのアプローチの違いなど考えさせられる。
ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」
ティバルディの気品ある歌唱や、ソレールの明るく張りのある美声、サヴァレーゼの温かな低音……と、往年の名歌手達の至芸に酔える一枚。録音状態も良く、イタリア的な輝かしいオケの響きも堪能できる。歌詞の日本語訳はないが、全曲でこの価格なら納得。
ファースト・レコーディングファースト・レコーディング
49年イタリア全土で大成功を収めた25歳のマリア・カラスは、11月トリノでチェトラと初めてのレコーディングを行なった。そのソースを最新技術でリマスタリングした歴史的名盤。
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