制作・出演 : ドニゼッティ
日本を代表する世界的アーティストの名盤がごっそり集結! まさに究極! 邦人演奏家・オーケストラを主体とした“ベスト100”シリーズ。本作は、大勝秀也指揮、森麻季(ソプラノ)、 ヴロスワフ・スコア・オーケストラの演奏による、イタリア・オペラ・アリア集(2006年6月録音)。 <収録内容> 1. シャモニーのリンダ~“私の心の光” 2. 夢遊病の女~“ようこそ皆さん…私にとって今日という日は” 3. ランメルモールのルチア~“彼のあの優しい声が”(狂乱の場) 4. 清教徒~“あなたの優しい声が” 5. セビリャの理髪師~“今の歌声は” 6. 椿姫~“不思議だわ…花から花へ” 7. ラ・ボエーム~“私が街を行けば”(ムゼッタのワルツ) 8. ジャンニ・スキッキ~“私のお父さん”
エジソンが蓄音機を発明した当時、人々が真っ先にレコードに収めようとしたのはオペラのスターであった。3枚のCDにはSP黎明期のアコースティック録音からLP登場前夜の若きテバルディの瑞々しい歌声まで、イタリア・オペラの歴史に残る歌唱を収録。カルーゾ、テトラッツィーニ、ファーラーなど、伝説的名歌手の歌声が鮮やかに甦る。SP盤の針ノイズが巧みに除かれ、電気吹き込み以降のものは特に聴きやすい。なかんずく白眉はガッリ・クルチとデ・ルーカによる「椿姫」の二重唱。カルーゾのイタリア民謡も心に沁みる。
“ヴェルヴェット・ヴォイス”と形容されるガランチャの美声は、すべての音域・表現域において安定した美質を保ちながら強靭な表現力で聴き手に迫る。全曲も発売された「カプレーティ」では指揮表現の違いも歌い分け、優美と情念の危うい平衡感覚に酔わされる。★
カラスの真骨頂が発揮された名盤。真価が認識された「アンナ・ボレーナ」からの20分の抜粋をはじめ、「ハムレット」や「海賊」と、カラスの迫真の表現力や演技力が凝縮されている。彼女の天才ぶりが刻まれた貴重な記録だ。