制作・出演 : ドビュッシー
ドビュッシーの名を世に知らしめた「牧神の午後への前奏曲」をはじめ、アバドがベルリン・フィルを振ったドビュッシー集。BPOから透明で淡い色彩感を引き出し、ドビュッシーの魅力をたっぷりと聴かせてくれる。
右手の故障から立ち直って、デンオン・レーベルに新たにドビュッシーのピアノ曲集を再録音したときのもの。ドビュッシーの本質を穿った名演として、完全復活を印象付けた一枚だ。
東芝EMIの“Best Classics 100”シリーズの音源を使用したニンテンドーDSのゲーム・ソフトに登場する犬のキャラクター“ごはん”が、クラシック楽曲をナビゲートしてくれるコンピ盤。心が癒される名曲の響きが楽しめる。
川畠成道によるヴァイオリン小品集。オリジナル作品だけでなく編曲ものも数多く収める。川畠の演奏には甘ったるいところがなく、彼の音楽に対する真面目な姿勢がうかがえる。器用な演奏とは言いがたいが、どの曲にも彼らしい個性が感じられる。
手軽に本格的なクラシックが楽しめる“500円クラシック”シリーズの一枚。本作は、フランス印象派の2大巨匠であるラヴェルとドビュッシーを収録。ラヴェルでは万華鏡のような色彩感、ドビュッシーでは淡い陰影とたゆたう時間の流れが味わえる。
田中はピアノ演奏を断念せざるを得なくなった後も、後進の育成に多大な功績を残したが、それもピアニストとして有能であったからこそ。今聴いても颯爽とした感性と表現力には非凡さを痛感。思わず引き込まれるドビュッシー演奏など現代でも滅多に聴けまい。
最高の音で楽しむために!
ソ連時代は当局から活動の制限を課せられ、93年の来日直前に亡くなったヴェデルニコフの名演のひとつ。ファンタジックでありながら知的に制御されたドビュッシーが味わえる。高い評価を得た1枚。
NHK『名曲アルバム』シリーズのフランス編第3巻は、いかにもフランス的と日本人が考えるような曲が多数並んでいる。いわゆる“フランスのエスプリ”。日本人演奏家たちが見事にその雰囲気を醸し出している。
ピアノ独奏曲全集の第3弾。96年以来の2度目の録音となる前奏曲集第2巻。より柔軟でドビュッシーの世界に近づいた。他の少し珍しい曲にも深い洞察力をみせ、説得力のある演奏を聴かせている。