制作・出演 : ドビュッシー
制作・出演
MichalKostka / MilanSetena / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員 / グザヴィエ・ドゥ・メストレ / ダニエル・フロシャウアー / ティボール・コヴァーチ / テオドール・ド・バンヴィル / ディアナ・ダムラウ / ドビュッシー / ライナー・ホーネックウィーン・フィルの独奏ハープ奏者・メストレのRCAデビュー盤。録音のせいか、繊細なニュアンスが十分に伝わり切らず、もどかしさの残る場面もあるが、ダムロウやウィーン・フィルの同僚たちが花を添えた4曲目や7曲目は実にゴージャスで、たっぷりと耳を楽しませてくれる。
いきなりの成功は、プロデューサーの岸健二郎が経験を経てベース(アルト)を当初から取り込んでいることが大きいだろう。女声コーラス特有の浮遊感だけでなく、合唱としての魅力をきちんと表現しているのだ。3枚目となって、ますます充実。以後の活躍も期待したい。
ミケランジェリ特有の、チクチクするような研ぎ澄まされた輝きを持つ辛口のドビュッシー。「亜麻色の髪の乙女」も、ムード音楽とは対極の位置にある。繊細この上ない音の編み物とでもいった一枚だ。
発売元
日本コロムビア株式会社クリヴィヌの国立リヨン管の音楽監督時代の録音で、彼の代表的な録音ともなった一連のドビュッシー・シリーズの1枚。ドビュッシーの繊細な音色の妙が丁寧に表現し尽くされている。比較的珍しい作品も収録。
メーテルランクの「ペレアスとメリザンド」を題材にした4人の、時代が重なっている作曲家たちの作品を集めたアルバム。チェコ・フィルの管、弦の不許可な音色感を活かしたボドの指揮が秀逸だ。
「海」は2度目、ほかは最初の録音。ベルリン・フィルを十分に鳴らしきった「ボレロ」が圧巻だが、分厚い響きのドビュッシーや絢爛たる絵巻の「ダフニス〜」などでも、カラヤンの世界が繰り広げられている。
ラヴェルと並ぶ印象主義音楽を代表する作曲家、ドビュッシーの作品集。印象主義音楽の嚆矢とされる、マラルメの詩を題材にした「牧神の午後への前奏曲」をはじめ、新しい音楽を切り拓いた作品が収められている。
オペラ界に彗星のごとく現れたソプラノ歌手ケイト・ロイヤル。リリカルな声は豊かで美しい。「放蕩息子」では表現が多少平板に感じられるが、「道楽者のなりゆき」の難しいアリアなど破綻のない見事な歌唱を聴かせる。将来への期待が高まるソロ・デビュー盤である。
89年に発売された『アンコール』というアルバムを中心に、2000年までに録音された小品を加えて構成したベスト盤。ひとつひとつを細かなニュアンスをつけ、豊かな表情でとても丁寧に弾いていて、しかも流れが損なわれていない。繊細さと強靭さを兼ね備えたなかなかの秀演。
1974年に発表された、トミタ・シンセサイザー・ワールドの記念すべき第1作。まるで精密画のような音響が、シンセサイザーでここまでできるのかという驚きを世界にもたらした。
週末のデートや海へのドライブ、渋滞など、ドライブでのさまざまなシチュエーションに対応したクラシック音楽コンピレーション。クラシックがこんなにドライブにぴったりくるとは驚きだ。
一見するとキャラの違う二人。ニューウェイヴを象徴するかのようなクラシック・ギター・デュオである。もちろん“格好”だけじゃない。演奏のコンセプトと表現欲は強いメッセージを持っている。初めて聴く演目と編曲に思わず引き込まれる。これは注目株。