制作・出演 : ニーナ・シモン
ニーナ・シモン/ボルチモアニーナ・シモン/ボルチモア
常にその時代のポップスを自分のものにして歌う姿勢をつらぬくニーナ・シモンの傑作だ。淡々とした中にも深い人生経験が感じられる歌は、慰めに満ちていて、本作はとりわけ格調が高い。
ニーナ・シモン セレクテッド バイ ダイアン・リーブスニーナ・シモン セレクテッド バイ ダイアン・リーブス
ダイアンの歌のルーツはゴスペルであり、ブルースでありワーク・ソングである。この特別編集盤の選曲を手がける際、彼女の主たる視点は、N.シモンにある同様のルーツに光を当てることだった。そして、選ばれた珠玉の選曲の名唱の数々。胸にズシン響く歌唱だ。
イン・パリイン・パリ
68年のパリ・ライヴ盤。ジャズ、ブルース、ソウル、クラシックなんでもござれ。「悲しき願い」、本盤には入っていないが「朝日のあたる家」はアニマルズに先行して録音しているノン・ジャンルなアーティスト。文句なく楽しめるヴォーカルとピアノだ。
シングル・ウーマンシングル・ウーマン
86年のヴァーヴ盤『レット・イット・ビー・ミー』以来、久々となる93年のアルバム。ストリングスを配したゴージャスなサウンドをバックにニーナは淡々と押さえ気味に歌っており、大人のラヴ・ソング集とでもいった感触。(1)(2)(5)と10曲中3曲がロッド・マッケンの曲。