制作・出演 : ニーナ・シモン
フォア・ウィメン〜ニーナ・シモン・オン・フィリップス・レコーディングスフォア・ウィメン〜ニーナ・シモン・オン・フィリップス・レコーディングス
マルコムXにシンパシーを感じた時代に、ニーナの怒りを押し殺したような魂が泣いている歌声に涙した世代は、ある意味で幸いだった。生身のニーナを体感できたのだから。そのニーナがもっとも輝いていたフィリップス時代の歌を収録した4枚組BOXがこれだ。★
ベスト・オブ・ニーナ・シモンベスト・オブ・ニーナ・シモン
独特の弾き語りスタイルで黒人女性ジャズ・ヴォーカリストとして人気を集めたニーナ・シモン。「朝日のあたる家」「ヒア・カムズ・ザ・サン」などジャズ以外のジャンルのカヴァー曲も収録したベスト。
ニーナとピアノ+4ニーナとピアノ+4
ピアノ(一曲はオルガンを使用)の弾き語りによる名作。静謐だけどソウルフルなピアノと肉声のしっとりとした拮抗表現は滋味たっぷり。これを聴いていると、ダニー・ハサウェイからジル・スコットまで、いろんな人の奥に彼女がいることも実感できる。
ニーナ・シモン/ボルチモアニーナ・シモン/ボルチモア
常にその時代のポップスを自分のものにして歌う姿勢をつらぬくニーナ・シモンの傑作だ。淡々とした中にも深い人生経験が感じられる歌は、慰めに満ちていて、本作はとりわけ格調が高い。
ニーナ・シモン セレクテッド バイ ダイアン・リーブスニーナ・シモン セレクテッド バイ ダイアン・リーブス
ダイアンの歌のルーツはゴスペルであり、ブルースでありワーク・ソングである。この特別編集盤の選曲を手がける際、彼女の主たる視点は、N.シモンにある同様のルーツに光を当てることだった。そして、選ばれた珠玉の選曲の名唱の数々。胸にズシン響く歌唱だ。
イン・パリイン・パリ
68年のパリ・ライヴ盤。ジャズ、ブルース、ソウル、クラシックなんでもござれ。「悲しき願い」、本盤には入っていないが「朝日のあたる家」はアニマルズに先行して録音しているノン・ジャンルなアーティスト。文句なく楽しめるヴォーカルとピアノだ。