制作・出演 : ハーパース・ビザール
リトル・フィートなどを手がけたプロデューサーのテッド・テンプルマンを中心に結成され、60年代半ばにカリフォルニアで活躍したグループのデビュー・アルバムにして代表作。緻密なサウンドと美しいコーラスは絶品だ。
1968年リリースの3rdアルバム。小西康陽ほか多くのハーパース・ファンが絶賛する本作は、ソフト・ロック史に輝く至高の一曲、バート・バカラックの「ジャパニーズ・ボーイ」を含む名盤だ。
60年代を代表するソフト・ロック・バンドのベスト盤。ポップな曲、シニカルな歌詞、あくまでロック的アプローチの演奏、職人芸的アレンジで構築された作品群は今でも新鮮。のちのワーナー快進撃を支えた若き才能たちのクリエイティヴな仕事が聴ける好盤。
60年代半ばに、カリフォルニアで活躍したグループの代表作で、緻密なサウンド、美しいコーラスは絶品だ。プロデューサーとして活躍中のテッド・テンプルマンはメンバーだったし、ヴァン・ダイク・パークスなどが、このグループの周辺から育っていった。
雑誌の名前をバンド名にした60年代の人気グループ。「フィーリン・グルーヴィー」というヒットを放っているがそれは別のCDで再発されており、お薦めはそちらの方。コーラス・ハーモニーをじょうずに使ったいかにもアメリカ的な美しい曲は印象に残る。
68年発表の3作目。映画『虹を掴む男』をモチーフにしたコンセプト・アルバム。抜群の選曲、絶妙の編曲、魔術的なサウンド・コラージュを駆使して、論理と時空を超えた“夢の映画”を見せてくれる。黄金時代のバーバンク・サウンドを代表する華麗なる傑作。
69年発表の4作目。ドリーミーなコーラスの魅力はそのままだけど、サウンド面では凝りに凝った前作と比べ、あっさりとした仕上がり。4分割されたジャケットに象徴されるように(2)(4)などR&Bを取り上げるなど、メンバー各自の指向が感じられる。