制作・出演 : バイエルン放送交響楽団
1812年序曲〜オーケストラ・スペクタキュラー1812年序曲〜オーケストラ・スペクタキュラー
「1812」もマゼールが振るとこうなる。第1級の娯楽に仕立てながら隅々まで音楽が立っているのだ。当然のようにカノン砲の実音は左右交互からぐゎんぐゎんと轟き渡り、別誂えの鐘や軍楽隊まで参戦。さてはあんさん、現代のストコフスキーでんな!
シューマン:交響曲第1番「春」 交響曲第3番「ライン」シューマン:交響曲第1番「春」 交響曲第3番「ライン」
クーベリック2度目の全集からの2曲。オーケストラの持つ渋く落ち着きのある響きが非常に魅力的だし、クーベリックの格調高い指揮ぶりも注目すべきだ。木管楽器群は特に美しく、それだけでも聴く価値があると言えよう。なお、弦楽器は昔の配置で右に第2vnがきている。
モーツァルト:大ミサ曲、他モーツァルト:大ミサ曲、他
90年4月、バイロイト近郊、ヴァルトザッセン教会ライヴ録音。これもまたバーンスタインの遺産の1つということ。モーツァルトの宗教的声楽曲というものが、歌い手に極めつきの緊張を強要するのをひしひしと感じる高テンションの演奏ながら、暖かい。