1997年4月25日発売
アンソロジー〜ハウスパーティアンソロジー〜ハウスパーティ
はるか未来のいつの日か振り返った時、20世紀最強のロックンロール・バンドのひとつに数えられるに違いないバンドの、アトランティック、EMIを通じて歴史を綴ったベスト盤。無冠の帝王の頃の、強靭な鋼がしなるような演奏がやっぱ、いいっすね。
ベスト・オブ・ジョナサン・リッチマン&ザ・モダーン・ラヴァーズベスト・オブ・ジョナサン・リッチマン&ザ・モダーン・ラヴァーズ
ビザークレー時代の5枚のアルバムから選出した初期にジョナサンのベスト盤的CD。ヴェルヴェットが全世界で道にまよってボーとしてしまったような甘く若々しい曲がたんまりつまっていて飽きさせない。脱力と緊張が同時にやってくる快曲ぞろい。
サレンダー・トゥ・ジョナサンサレンダー・トゥ・ジョナサン
ニール・ヤングが作ったという新レーベルから登場した97年リリースのアルバム。といっても間抜けそうな海賊に扮したジャケットからしてマイペースの作風は不変。さまざまな音楽性を取り込みながらも、決して才気走っては見えないとぼけたパーソナリティがこの人の最大の魅力。
ブラームス:二重協奏曲/メンデルスゾーンブラームス:二重協奏曲/メンデルスゾーン
(1)ではパールマンはかゆいところに手が届くように歌い、美音をたっぷりとふりかけてサーヴィス満点。マはどちらかといえば脇役に徹し、しっかりと適度に自在な表情を作る。伴奏はそれなりにメリハリのついた明快なもの。(2)はWPCC-5633と同じ演奏。
シューベルト:4手のためのピアノ作品集シューベルト:4手のためのピアノ作品集
連弾作品は、往時は家庭音楽の楽しみに供するところがあったにしても現代の耳には物足りなさを感じさせたりするもの。しかしバレンボイムとルプーのコンビによる妙技には少しの疑念の余地もないし、何よりもこの演奏はシューベルトを愛している。