制作・出演 : バンベルク交響楽団
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」&第38番「プラハ」モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」&第38番「プラハ」
2002年はドイツの指揮者オイゲン・ヨッフムの、生誕100年そして没後15年。そのヨッフムが84年に録音したモーツァルトは、もちろん今風の爽やかなものではない。だがオケの持味との相乗効果もあり、安定感と風格ある味わいがどこか懐かしい。
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 ワーグナー:ジークフリート牧歌ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 ワーグナー:ジークフリート牧歌
N響の名誉指揮者としても知られるシュタインが、手兵バンベルク響を率いての「英雄」。ドイツの伝統的なスタイルに則って、端正さと小気味のよい躍動感を手堅く両立させながら、精彩に満ちた好演奏に仕上げている。明るく密度の高いオケの響きの貢献度も大。
シューベルト:交響曲全集 劇音楽「ロザムンデ」〜序曲、バレエ音楽第1番&第2番シューベルト:交響曲全集 劇音楽「ロザムンデ」〜序曲、バレエ音楽第1番&第2番
シュタインは独特の風貌で日本でもおなじみだが、その職人的な指揮ぶりはいかにも玄人受けする。ドイツ各地の劇場で鍛え上げた無駄のない音楽。85年から首席をつとめたバンベルク響との組み合わせは、彼にとってもっとも優れた仕事と言える。快活で伸びやかで、大袈裟な身振りは一切なし。共感に満ちた等身大のシューベルトが聴ける。