制作・出演 : ベッティナ・ヴィルト
シューマン:交響曲第1番「春」&第3番「ライン」シューマン:交響曲第1番「春」&第3番「ライン」
内声やティンパニ、弦楽器の刻みなど、パーヴォらしいオーケストレーションの細部すべてに生命を宿らせたような演奏。「ライン」の第2楽章など滔々と流れる大河風でなく、活き活きとリズムを踊らせる。「春」でも浮き立つ情感や憧憬などを振り幅広く表現している。なお、「ライン」第1楽章でオーボエ&ファゴットにホルンを重ねる処理が1ヵ所なされている。★
ベートーヴェン:交響曲全集 VOL.3::ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」&第1番ベートーヴェン:交響曲全集 VOL.3::ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」&第1番
ゆったり進行中の全集録音第3集。モダンと古楽器の折衷作をとるヤルヴィたちの演奏は、どちら側の議論も吹き飛ばしてしまう勢いと生命力にあふれて、作品に込められた革新性が、わくわくされられるまでのリアリティで迫る。言葉に尽くせぬ愉悦が広がる。★
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