制作・出演 : ベルリン交響楽団
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日本コロムビア株式会社最高の音で楽しむために!
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ハイドンが、パリの演奏団体からの依頼で書いた6曲の交響曲をまとめたもの。きわめて古典期な様式美の作品集で、ハイドンの職人技が冴えている。この作品の特徴を良く表わした演奏として高い評価を得た録音だ。
ザンデルリンクの3種あるマーラーの第9番のうち、最も早い録音。マーラーの作り上げた世界観が、忠実にしかし確固とした信念に基づいて再構築されている。マーラーのもうひとつの姿が浮かび上がってくる演奏だ。
17年務めたベルリンso.の首席指揮者を退任した年、ザンデルリンク65歳のときの録音。シベリウスを得意とし、ベルリンso.とともに全集を録音しているが、もっとも簡潔なこの第4番も高い評価を受けている。
ベルリンso.とのショスタコーヴィチの一連の録音はザンデルリンクの代表的な作品で、この曲は初となる録音。特異な様相を呈したショスタコーヴィチ最後の交響曲の本質を、ざっくりとえぐり出している。
極めてオーソドックスな演奏ながら、ラフマニノフの本質をいささかも逃すことなく表出して高い評価を得た録音。スラヴ的でロマンティックな作品だが、峻厳ともいえるアプローチは新鮮だ。
ベルリン響の首席指揮者時代の最後期の録音。シベリウスの“渋い”演奏として、典型的なひとつ。堅実で堂々とした中にも、洗練された響きが聴ける魅力的な演奏。シベリウスの代表的な録音として価値あるものだ。
“階級闘争の勝利”というこの曲の表層的な主題を、堂々たる威容で提示するザンデルリンク。作曲家が楽譜に隠した批判的メッセージに無頓着なのは、ムラヴィンスキーから薫陶を受けた東独の巨匠としては致し方ない。骨太ながら細部に目の行き届いた演奏である。
深夜の鬱蒼とした奥深い森を彷徨うかのようなシベリウスの第4交響曲。いたずらにあの手この手で面白おかしく聴かせようとせず、手付かずの自然をそのまま愛でるかのごとく、ザンデルリンクはあるがままに、しかし優しさも厳しさも兼ね併せて演奏する。