制作・出演 : マッコイ・タイナー
最高の音で楽しむために!
ジョー・ヘンダーソンがブルーノートに残した、意外にも唯一のワン・ホーン作。彼の思索的で予測のつかないフレージングにどっぷり浸かれる。メンバーは当時のコルトレーン・グループに似ているが、まったく違う中身が楽しめる。
ブルーノートに残した諸作がいずれも高水準なのがジョー・ヘンダーソン。盟友トランペッターとの共演となった1964年の本作においても、独特のサックスはまったく埋もれることなくむしろ浮かび上がってくるようだ。
ブルーノートでは2作目となるリーダー・アルバム。『ナイト・ドリーマー』からリー・モーガンが抜けたメンツによる録音で、コルトレーン・バンドのリズム陣とショーターのソロが唯一無比の世界観を出した初期の代表作。
インパルスを離れた後、最初に登場した強力なリーダー作。エルヴィン・ジョーンズも加わり、演奏面は過去の延長線上にあるが、マジックとも言うべきブルーノート・サウンドに彩られ、マッコイの代表作となっている。
没後40年となる2007年7月発表のライヴ・アルバム。1963、65年に行なわれたニューポート・ジャズ・フェスティヴァルでのステージを収録。エルヴィン・ジョーンズに代わってロイ・ヘインズが参加した表題曲がとりわけ興味深い。
奇才コルトレーンによるユニークなブルース集。曲中の異なるキーとテンポによる、コルトレーンならではのアドリブが聴きどころ。ブルージィなマッコイ・タイナーのピアノにも耳を奪われる。
スダンダート・ナンバーから実験的演奏まで、ヴァラエティに富んだ選曲でおくる充実の1枚。「夜は千の眼をもつ」でのコルトレーンの名演は有名。迷いのないフッ切れた演奏が爽快だ。
長きにわたりトップ・ジャズ・トランペッターとして活躍し続けたフレディの初のリーダー録音は22歳の時。後にも数々の名作を吹き込むブルーノートで、同い年のマッコイ・タイナーらと闊達なプレイを見せる。