制作・出演 : マルセル・パポー
シルバー・ブルーシルバー・ブルー
“円熟の味”という言葉がこれほど似合う作品も珍しい。1950年代からトップ・プレイヤーのひとりだったマリアーノが、ここではじっくりと音楽に向かうことで思いのたけを表現してみせる。美しいトーンとイマジネイティヴな歌心。心に残る作品だ。
ビトゥイーン・ア・スマイル・アンド・ティアーズビトゥイーン・ア・スマイル・アンド・ティアーズ
スイス出身の遅咲きのピアニストが、91年に録音したトリオ作品。その手が紡ぎ出す流麗な調べは、凛と澄み切った空気感を漂わせ、聴く者に新鮮な風を届ける。芳醇なリリシズムに富むピアノは、知性的でありながら決して難解ではなく、多くの人が楽しめそう。
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