制作・出演 : ミドリカワ書房
みんなのうたベストみんなのうたベスト
“本当は物書きになりたかった”と語るミドリカワ書房こと緑川伸一の、短編小説に近い詞を思わせるベスト・アルバム。“単身赴任、家庭内暴力、親の離婚、いじめ”などをテーマにした詞を、ポップなメロディに乗せ明るく伝えている。
みんなのうた 4“ever”みんなのうた 4“ever”
自称“J-POP界の無頼派”、緑川伸一のソロ・ユニットによるシリーズ最終章と銘打ったフル・アルバム。11編のショート・ストーリーを11の楽曲に落とし込んだ、まさにストーリーテラー・ミドリカワ書房の本質がギュッと詰め込まれた一枚。サウンドやメロディがストレートなぶん、歌詞の世界の非日常性が際経つ。
みんなのうた3みんなのうた3
ダンス・トラックと“鯖”を賞賛するリリックが融合した「SAVA」、外国人労働者の悲哀を歌った牧歌的ナンバー「サヨナラニッポン」、子殺しをテーマにしたハード・フォーク「おめえだよ」などを収録した3作目。重い真実とナンセンスを行き来する作風はまさに本領発揮。
みんなのうた2みんなのうた2
ラジオ・ドラマとのコラボレーションが話題を呼んだミドリカワ書房の『みんなのうた』。第2弾となる本作では、劇団ひとりとコラボレーション。より加速度を増した表現世界が幕を開ける。
家族ゲーム家族ゲーム
実に歌詞に共感を覚える。“家族の数だけドラマがある”とのサブ・タイトルどおり、どこの家庭にでもある情景をちょっと斜めから見つめた視点が普遍的。外連みのない素朴で淡々としたヴォーカルも妙に歌への説得力を増しているように感じられる。ジャケもドッキリ。
みんなのうた+αみんなのうた+α
メジャーに進出したシンガー・ソングルポライター(!?)による、インディーズ時代の話題作。ショート・ドラマを挟み込みつつ、粒ぞろいで骨っぽいサウンドが展開される……が、詞には性転換から退廃傾向の男女関係まで現代が辛らつに切り取られている。おもしろい!★
PREV1NEXT