制作・出演 : ラフマニノフ
コントラバスの奇跡コントラバスの奇跡
現在ケルン放送交響楽団の首席奏者を務める河原の初のソロ・アルバム。(6)などの技巧にも圧倒されるのだが、それ以上にゆるやかな曲での美しい歌が印象的である。改めてこの楽器が木でできていることを認識させてくれる、しとやかな魅力に溢れた好演盤。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集ラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集
アシュケナージにとって同曲の最初の全集盤であったもの。彼は、持ち前の安定したテクニックで各曲を鮮かに仕上げており、特に第3番は忘れ難い名演。但し、ロシア的情緒の表出よりも透明で美しい味わいが印象的。指揮のプレヴィンの巧さにも注目。
ラフマニノフ:交響曲全集ラフマニノフ:交響曲全集
発売元
ユニバーサルミュージック20代、30代、60代と生涯の各時期に1曲づつ3曲の交響曲を残したラフマニノフ。彼の音楽はいつの時代もロマンティックだが、これらの交響曲を聴いていると、それぞれに若さや情熱が感じられ、円熟度が違って聴こえるから面白い。マゼールも熱演だ。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番・4番ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番・4番
アシュケナージ2度目の全集からの分売。ソロは極めて自由闊達だが、非常に繊細で詩的な美しさは初めて体験できるものだ。ハイティンクの大きく、柔らかく包み込むような伴奏も見事の一言に尽きる。決定盤という宣伝文句も大袈裟とは言えない。