制作・出演 : ラモー
エラート・アニヴァーサリー50 31::クラヴサンのためのフランス古典音楽集成エラート・アニヴァーサリー50 31::クラヴサンのためのフランス古典音楽集成
節度ある即興性に裏打ちされたブレの演奏は、同時期にエラートの看板アーティストであったヴェイロン=ラクロワのそれよりもバロックの本質を突いたものだったのかもしれない。このディスクの選曲、演奏、ブレ自身によるライナーはそれを物語ってくれる。
ラモー:オペラ《ゾロアストル》ラモー:オペラ《ゾロアストル》
躍動感に満ちたレザール・フロリサンの響きが流れ出すと思わず喜色満面となる。クリスティの明晰な指揮のもとパドモアを始めとする芸達者が繰り広げるドラマに息をつく暇もない。ラモーの秘曲『ゾロアストル』の魅力を余すところ無く引き出した名演である。
ラモー:「ゼフィール」「花飾り」ラモー:「ゼフィール」「花飾り」
フランス・バロック期最大の作曲家ラモーは数多くのオペラ・バレエを残した。このCDでは「ゼフィール」と「花飾り」が、スペシャリスト、クリスティによって再現される(ともに世界初録音)。
ラモー:エベの祭典ラモー:エベの祭典
バレエはオペラの上位にある、とはラモーの時代の常識。物語はイントロに過ぎず、より優雅に、より抽象な音楽表現が可能となる様式。50を過ぎたラモーが本気で取り組んだのも納得だし、古楽演奏で功成し遂げたクリスティが着々と全曲初録音を重ねるのも道理。★