制作・出演 : ラリー・グレナディア
カルテットカルテット
『メセニー・メルドー』と同じ時の録音。前作はデュオ中心の選曲だったが、こちらはメセニー+メルドー・トリオというカルテット中心の内容。前作を静とすれば、本作は動の世界。演奏のグレードは高いし、情感は豊か、訴求力も強力とあって、実に感動的な演奏。
ラッハ・ドッホ・マールラッハ・ドッホ・マール
ラリー・グレナディア、ジェフ・バラードといった旧知のサイド・メンを迎えて録音された移籍第2弾作品。ヨーロピアン・フレイヴァーあふれる作品で、ローランド・カークやマッコイ・タイナーのナンバーなどを聴かせる。
アナザー・ストーリ・イン・ニューヨークアナザー・ストーリ・イン・ニューヨーク
アキコ・グレースのニューヨーク録音三部作から未発表曲を収録したアルバム。彼女は一枚に収まらない曲数を録音するそうだ。別ヴァージョンの(1)(3)以外は未発表曲。(8)(9)にはジョージ・ガゾーン(ts)が参加。彼らのコルトレーンへの傾倒ぶりをしめす演奏が聴ける。
エニシング・ゴーズエニシング・ゴーズ
不動のレギュラー・トリオによる6枚目。前作から3年ぶり、今回から“アート・オブ・ザ・トリオ”シリーズの名称がタイトルから消えた。選曲はこれまでどおりスタンダード・ナンバー集だが、意外にも肩の力を抜いた軽やかな自然体を感じさせる演奏をみせている。