制作・出演 : カート・ローゼンウィンケル
レメディ〜ライヴ・アット・ヴィレッジ・ヴァンガードレメディ〜ライヴ・アット・ヴィレッジ・ヴァンガード
やっぱりカートは尖ってる。2006年のNYヴィレッジ・ヴァンガード。高速3拍子で突入する「コード」。イントロで霊的な純ジャズの様相を呈するこの曲もカートのギターが入るや、ガラッとハードコアな世界に変わってしまう。その音色とフレーズ、全身でもって熱い火花を点火する。カートは裏切らない。★
フラッシュバックスフラッシュバックス
カート・ローゼンウィンケルを全面的に迎えて制作された、幻想的な現代ニューヨーク・ジャズ。マッコールが本来持つアフロ・キューバンのグルーヴを違和感なく取り込んでいる。カートとのメロディ・ラインのユニゾンやスリリングなインタープレイが随所に聴ける。
リフレクションズリフレクションズ
ジャケット上部に英文でつつましやかに記されたスタンダーズ・トリオという名称。モンクの「リフレクションズ」「アスク・ミー・ナウ」、ショーターの「フォール」「アナ・マリア」などのナンバーを柱にした本作(「イースト・コースト・ラヴ・アフェア」が自作)の、エフェクトを抑えたモノトーンの静謐な爪弾きは、彼のハードコアな側面を大きく覆し、その丸腰ギターがカートの善美をあらためて証明する。
実りゆく季節実りゆく季節
シンガー・ソングライターのレベッカが実力派ジャズ・ミュージシャンと組んで発表した心地のよいアルバム。翳りを帯びたヴォーカルがフォーキーなサウンドに溶け込んでいる。古きよき時代のフォーク・ミュージックの現代版といった雰囲気が印象的。