音楽むすび | 2019年7月3日発売

2019年7月3日発売

THA BLUE HERBTHA BLUE HERB

制作・出演

THABLUEHERB

発売日

2019年7月3日 発売

THA BLUE HERB、結成20周年を経てたどり着いた、7年ぶり、5枚目のニュー・アルバムをリリース! ついにセルフタイトルを冠した今作は完全自主制作、フィーチャリングなし、2枚組全30曲、150分超収録! 【THA BLUE HERB(ザ・ブルーハーブ)】 ラッパー: ILL-BOSSTINO、トラックメイカー: O.N.O、ライブDJ: DJ DYEの3人からなる一個小隊。 1997年札幌で結成。以後も札幌を拠点に自ら運営するレーベルからリリースを重ねてきた。 '98年に1st ALBUM「STILLING, STILL DREAMING」、2002年に2nd ALBUM「SELL OUR SOUL」、'07年に3rd ALBUM「LIFE STORY」、 '12年に4th ALBUM「TOTAL」を発表。'04年には映画「HEAT」のサウンドトラックを手がけた他、シングル、メンバーそれぞれの客演及びソロ作品も多数。 映像作品としては、地元北海道以外での最初のライブを収めた「演武」、結成以来8年間の道のりを凝縮した「THAT'S THE WAY HOPE GOES」、 '08年秋に敢行されたツアーの模様を収録した「STRAIGHT DAYS」、そして活動第3期('07年〜'10年)におけるライブの最終完成形を求める日々を収めた 「PHASE 3.9」、'13年に東北の宮古、大船渡、石巻でのライブツアーを追った「PRAYERS」を発表してきた。 '15年にILL-BOSSTINOがtha BOSS名義でソロアルバム「IN THE NAME OF HIPHOP」を、'16年には前年末の東京リキッドルームでのライブを収めたDVD 「ラッパーの一分」を発表した。HIPHOPの精神性を堅持しながらも多種多様な音楽の要素を取り入れ、同時にあらゆるジャンルのアーティストと交流を持つ。 巨大フェスから真夜中のクラブまで、47都道府県津々浦々に渡り繰り広げているライブでは、1MC1DJの極限に挑む音と言葉のぶつかり合いから発する情熱が、 各地の音楽好きを解放している。'17年、結成20周年を機にこれまでの足跡を辿った初のオフィシャルMIX CD「THA GREAT ADVENTURE」、シングル「愛別EP」を発表。 10月には日比谷野外大音楽堂で20周年記念ライブを台風直撃の豪雨の中で敢行、集まった3,000人のオーディエンスと新たな伝説を刻んだ。 そして、その模様をノーカットで収録したDVD「20YEARS,PASSION & RAIN」を発表した。 2019年、活動第5期がいよいよ幕を開ける。

Songs of Innocence & ExperienceSongs of Innocence & Experience

制作・出演

DYGL

発売元

HARDENOUGH

発売日

2019年7月3日 発売

ジャンル

DYGL(デイグロー)、前作から約2年ぶりとなる新作アルバム、『Songs of Innocence & Experience』堂々完成。 初の大規模ツアーを経験し、イギリスへ拠点を移したバンドの第二章。 1stアルバム『Say Goodbye to Memory Den』の発表以降、アジアを股に掛ける初の大規模ツアーを経て、 欧米諸国を含むフェスをはじめ、実に様々な舞台を経験し、バンドは大きく成長した。 そこで培った推進力により自然と2ndアルバムへの制作へと向かい、バンドは環境を整えるためにも渡英。 メンバーはノースイーストロンドンに居を構え、シングル「Bad Kicks」を発表。 当初シングル制作の流れでアルバムレコーディングは予定されていたが、より納得のいく作品を作るために制作は一時延期する。 そうして少し時間をおき、バンドは改めて全員で一丸となり作品に取り組んだ。 その成果が今作『Songs of Innocence & Experience』である。 前作が、The StrokesのAlbert Hammond Jr.をプロデューサーに招き、王道ガレージ・ロックを往く作品であったと言えるのであれば、 今作はPalma VioletsやYuck、Childhoodの作品を手がけてきたRory Attwellをプロデューサーに迎え、 60年代後半から70年代にかけての実験精神を携えたThe Beatlesやサイケデリックなプログレッシヴ・ロック、 あるいはEcho and the Bunnymenを彷彿とさせる耽美なポストパンクといった、バンドのフェイバリットでもあるアーカイヴをふとぶとと 自身の作品に解放した内容となっている。アレンジにおいては、バンド楽器以外のピアノやシンセサイザー、サックス、ツィター、 はたまた打ち込みに到るまで、ポストプロダクションに創意工夫を凝らしつつ、これまでのDYGLには見られなかった持続的で サイケデリックな楽曲や、AORフィールなミディアム・ナンバーなど、多様性を担保しながらも、さりとてDYGLらしさである、 血の通ったシンプルでストレートな強さは今作においても健在だ。そして、その中にある「歌」は艶と存在感を増し、 登場人物である彼・彼女たちの夢と葛藤の物語をストーリーテリングする。 初期からのレパートリーである"Nashville"を除けばこの2年間に蓄積された楽曲から成る本作は、群像劇の様相を呈して曲ごとに絡み合い、 一貫したテーマを孕んだ強度を持つ作品となった。そのヒントになったというウィリアム・ブレイク著『無垢と経験の歌』には それぞれの観点から物事を見つめるという点において、少なからず、彼らがいまという時代のエートスを強く自覚するものに他ならない。 黄昏の感覚が横溢している中に、DYGLは確かな微熱をたたえて中道を往く。 割り切れない感傷を連れて、ピュアに生き抜くには現実は厳しくタフだが、同時に尊いことであると今作は示してくれる。

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