制作・出演 : リリー・クラウス
ヴァンガード名盤選19::シューベルト:即興曲集ヴァンガード名盤選19::シューベルト:即興曲集
67年にニューヨークでスタジオ録音された不世出の女流ピアニスト(こうした呼称が通用する最後の存在でもあろう)のシューベルト。録音バランス作りではやや難ありながらもステレオ録音で再現される臨場感はうれしい。現代的とも聴ける深みある演奏だ。
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960 幻想曲《さすらい人》ハ長調 D.760 作品15シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960 幻想曲《さすらい人》ハ長調 D.760 作品15
モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」&23番モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」&23番
リリー・クラウス57歳の録音(65年)。タッチが多少どたばたしているけれど、最近の演奏家に見られる、“完璧なタッチに神経を使う演奏家の意識が見えてしまううっとうしさ”がない。だから、聴く方も余分なことを意識せずに率直に音楽が楽しめる。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番&21モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番&21
これが1000円なんて、いい時代になったものです。ずばりお買い得です。20番の冒頭からひきしまった音楽作り。しかも最近の演奏家によく見られる、いかにも細部まで完璧にコントロールしてますと言わんばかりの作為的ないやらしさがない。65年の録音。