制作・出演 : レイ・ドラモンド
ジャーニー・トゥ・ザ・ワンジャーニー・トゥ・ザ・ワン
テレサ・レーベルへの第1弾としてファラオ・サンダースが80年に吹き込んだアルバム。盟友ジョン・ヒックスらに支えられ、スピリチュアルかつ明快なサウンドを創造している。
イエスタデイズイエスタデイズ
ピアノ・トリオによるスタンダード集。ありがちな編成や内容、しかもあの音が多いピアノ=ヒックスと敬遠されそうだが、このアルバムでは少し印象が変わってくる。ここでのプレイはかつてのイメージは稀薄、むしろ選び抜いた曲を丹念に心をこめて歌っている。
IMPULSE! SPIRITUAL VILLAGE::プネウマIMPULSE! SPIRITUAL VILLAGE::プネウマ
ジャズの世界にあって独特のポジションを築いたのがヴァイオリンのホワイトだ。ここではフリー・ジャズを中心に女性コーラスも登場させるなど、やりたい放題のパフォーマンスが続く。奔放だがジャズ的なグルーヴもしっかり根づいているところがいい。
シングズ・ワルツ・フォー・デビーシングズ・ワルツ・フォー・デビー
マンハッタン・トランスファーのシンガーがケニー・バロン、レイ・ドラモンドをバックにしたスタンダード集。濃淡の対比も鮮やかに、のびのびと歌う(3)では巧さをアピール。軽快にスウィングする(10)、ロマンティックな(12)と守備範囲も広い。どこか生真面目な表情も味。