制作・出演 : レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
スカー・ティッシュスカー・ティッシュ
ジョン・フルシアンテの復帰も話題の新作『カリフォルニケイション』からのファースト・シングル。アルバムのなかでも印象的なメロディアスな曲のうちのひとつで、しんみりとじっくりと聴かせるミディアム調のいい曲だ。(3)はアルバム未収録。
ギヴ・イット・アウェイギヴ・イット・アウェイ
シングル「ギヴ・イット・アウェイ」をミックス違いで4パターンに加えてアルバム未収録2曲で構成されたミニ・アルバム。(3)はストゥージズの名曲だが、カヴァーというよりモロコピー。ギターのハウリングノイズさえコピーしていておかしい。訳もなく盛り上がるゾ。
ソウル・トゥ・スクイーズソウル・トゥ・スクイーズ
去年、映画『コーン・ヘッド』のサントラに収録されていたタイトル・トラックを中心に、レア作品を集めたミニ・アルバム。レッチリには珍しく“押さえ気味”の「ソウル〜」は、日本ではシングル未発売だった。新たな可能性を期待しつつ次作を待とう。
ワープト/マイ・フレンズワープト/マイ・フレンズ
久々のニュー・アルバム『ワン・ホット・ミニット』からの1st&2ndシングルを収録。レッチリの持つ陽と陰の部分がはっきりと別れる2曲といえよう。彼らの持つイメージからは、掛け離れた混沌としたエナジー、それこそが彼らの魅力ではないだろうか。
エアロプレインエアロプレイン
「ワン・ホット・マインド」収録のタイトル曲に未発表のライヴ・テイク3曲を加えたシングル。メロディを前面に出したタイトル曲に、ライヴではファンキーなグルーヴで押す彼らお得意の御家芸を披露、現在の彼らの2面性がよく出た作品と言えよう。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ・スーパー・ベスト!!レッド・ホット・チリ・ペッパーズ・スーパー・ベスト!!
音楽の本質ではない部分のみを好む日本人の間で当然のようにヒーローに祭り上げられたRHCPのベスト。ほとんどのファンク・ナンバーに軽薄さが漂うが、S.ワンダーの(1)や美しい「フュージョン」の(3)(9)等に末恐ろしい秘められた力を感じる。寄せ集めだが最高作。