制作・出演 : ロンドン交響楽団
発売元
日本コロムビア株式会社最高の音で楽しむために!
哀愁を帯びた旋律が古典美の極致を示す、悲愴なパトスを湛える劇的緊張感に満ちた第40番。晴朗かつ雄渾な曲想によって、記念碑的な高みに立つ第41番《ジュピター》。モーツァルトの交響曲創作の最後を飾る名作2曲を収録したアルバムです。アバドとロンドン交響楽団によるこの演奏は、過剰な感情の押し付けを排して古典的な造型感覚を際立たせた、作品の持つ音楽的な純度を明快かつストレートに表現したものといえるでしょう。
南フランスの牧歌的な背景のなかで繰り広げられる劇付随音楽《アルルの女》、情熱的なスペイン情緒を背景に血と死の匂いに包まれた歌劇《カルメン》。ビゼーの舞台作品からの組曲を収録したアルバムです。アバドと彼が常任指揮者や音楽監督を務めていたロンドン交響楽団による躍動感に富んだ瑞々しい演奏は、今聴いてもまったく新鮮味が失われることはありません。シャープな感性が光る颯爽とした演奏を心ゆくまでお楽しみください。?
16歳で第1作を発表して以来、21年間で38ものオペラ作品を残した18・19世紀イタリア・オペラの作曲家ロッシーニ。このアルバムには21歳で作曲した《アルジェのイタリア女》や彼の名を不動のものにした《セビリャの理髪師》をはじめ、代表作として知られる6曲の歌劇の序曲を収録しています。ロッシーニを最も重要なレパートリーのひとつとするアバドと、彼の手兵だったロンドン交響楽団による颯爽とした演奏で心ゆくまでお楽しみください。
眩いまでに斬新な極彩色の響きや独特のリズム語法が特徴的な、原始主義の出発点となった《火の鳥》。謝肉祭の市場の芝居小屋を舞台に、人形を主人公にして展開される《ペトルーシュカ》。アバドとロンドン交響楽団の演奏で、20世紀を代表する作曲家ストラヴィンスキーのバレエ2曲をカップリングした一枚です。アバドは透徹した視点でそれぞれの作品を分析し、作品の持つ色彩感やリズムを明快に表現した自在な演奏を聴かせています。
偉大なピアニストでもあった作曲家ラフマニノフの、ピアノと管弦楽のための作品2曲をカップリングした一枚です。協奏曲第2番は近代的なピアノ技法と力強いダイナミズムに豊かな抒情性を配した雄大なスケールのピアノ協奏曲であり、狂詩曲はパガニーニの《24のカプリース》の終曲に基づく序奏と24の変奏からなる作品です。ヴァーシャーリの卓越した独奏とアーロノヴィチの指揮するロンドン交響楽団の演奏でお楽しみください。
制作・出演
カルロ・リッツィ / サルヴァトーレ・リチートラ / プッチーニ / ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団 / ミラノ・スカラ座合唱団 / ミラノ・スカラ座管弦楽団 / リッカルド・ムーティ / ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ / ロンドン交響楽団最高の音で楽しむために!