制作・出演 : ヴァン・クライバーン
制作・出演
アルトゥール・ルービンシュタイン / アルノルト・シェーンベルク合唱団 / ウラディミール・ホロヴィッツ / グレン・グールド / セルゲイ・ラフマニノフ / フィラデルフィア管弦楽団 / レオポルド・ストコフスキー / ヴァン・クライバーン / 角野隼斗最高の音で楽しむために!
すでに評価を確立している大家と“天才”青年の出会いの記録。“冷戦時代”のセンセーショナリズムを音楽の中に体現させてしまったドキュメントでもある。レコード会社の世界的再編を受け、SONYプレスで聴くRCA音源の音質にも歴史のアイロニーを感じる。
クライバーンの40歳前後のころの録音で、リストのピアノ・ソナタを中心にロマン派の小品を集めたアルバム。彼の豪放さと優れたテクニック、抒情性と深々とした響きやロマンティシズムなどが味わえる。
アメリカの英雄だったクライバーンが、その熱狂をとおり越して音楽に深く沈潜していたころの録音。一曲毎に丹念に、誠実に作品と向き合い、彼の音楽性とテクニックを尽くして表現している。一聴に価する一枚だ。
クライバーンによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ名曲集。1966年の「告別」以外は1971年の最後の輝きを保っていた頃の録音で、ピアニストとして一回り大きくなったクライバーンの才能が遺憾なく発揮された、ベストセラー・アルバムだ。
クライバーンがアメリカの英雄となって十年余の時間を経て録音した2曲をカップリング。彼が得意としたショパンとラフマニノフで、オーマンディとフィラデルフィアo.とが一体となった、輝かしくスケールの大きな演奏となっている。
チャイコフスキーの第1番は、チャイコフスキー・コンクール優勝直後に吹き込んだ有名な録音。若さみなぎる、覇気に満ちた眩しい演奏が楽しめる。ラフマニノフも、いささかの屈折もない光り輝くような名演だ。
第1回チャイコフスキー・コンクールで優勝をかっさらい凱旋帰国した直後に録音されたのは、チャイコの第1番だけではない。このラフマニノフの第3番は、センセーショナルとはまた別次元の、クライバーンの真のロマンティシズムとピアニズムを示している。