音楽むすび | 制作・出演 : 倉本裕基

韓国でも絶大な人気を誇るピアニスト、倉本裕基のセルフ・カヴァー集。「希望の明日へ」など数々の名曲を新録で楽しめる。彼が初めて手がけた映画サントラ『ジェニファ 涙石の恋』との2枚組にて。

“自然”や“ロマンス”をテーマに、聴くものへ心地いい安らぎの感覚をおくり続けてきた倉本裕基のリリシズムが結晶した作品だ。古今の素敵なメロディをピアノ・ソロに編曲した詞華集のようなアルバムのなかに、アーティスト自身の楽曲への共感がひとつの世界を創りあげる。

86年のデビューから着々と人気を高め、今や日本に止まらずアジアを舞台に活動するピアニスト、倉本裕基のニュー・アルバム。美しいピアノの調べが心に染み入る、癒しの傑作。

劇伴音楽を長年担当してきたピアニスト・作曲家の倉本裕基の音楽は、内省的な響きの一方で安らぎを醸し出す。微妙にもの哀しいピアノとストリングスの演奏は人恋しい思いにもさせる。静かな人気を得ている国内よりも、ひと足先に韓国でブレイクしている。

TVドラマ「君が見えない」などの音楽作りやロンドン・フィルとの共演盤を発表しているピアニスト倉本裕基のデビュー10年を記念してのベスト選曲集。クラシック音楽ベースのメロディとサウンドは、リラクゼーション音楽にもなる心地好さを持っている。

ピアノ・ソロ、あるいはピアノとストリングスによるディズニー名曲集。(2)(7)など、新しいヒット曲も含む。清涼な音質に加え、スロー・ナンバーが中心なこともあり、和み度は高い。夏休み中の子どもの、お昼寝のBGMなんかにもよさそう。