制作・出演 : 内田勘太郎
ブルース・ギタリストの内田勘太郎が、シンガー・ソングライターとしての全貌を見せてもいる。陽気で緩めのブルースが何とも気持ち良い。自作曲から憂歌団ナンバーなどの馴染みの歌、日本語詞でのカヴァーなどが勘太郎の軽い感じの歌声により歌われ、ホッ。
憂歌団のギタリストが2001年に録音した初のトリオ作品の再発。ドラムンベース感覚のリズム隊のサポートを得て、かつてのイメージを裏切るエレクトリック・ロック・ギターを炸裂させる。フォーク風のヴォーカルとご機嫌なスライドで新時代のブルースを宣言。
名ギタリスト内田勘太郎のアコースティック・ギターによるブルース・アルバム。3曲参加のパーカッション斎藤ノブとの白熱セッションがスリリング。またバラード「大阪レイニィナイト」でのビブラートを目いっぱい利かせたむせび泣くようなギターの音色が心に沁みる。
日本を代表するアコースティック・ギタリスト5人の録音を、それぞれ3曲ずつ収録したコンピレーション。オリジナルからスタンダード、クラシックまでを含む大人のオアシス的な1枚だ。
沖縄コザでレコーディングした初のソロ・アルバム。憂歌団解散後、ブルースからロックンロール、ジャズ、沖縄音楽まで幅を広げている勘太郎のボトルネックなど多彩なギター・プレイと伸びやかななヴォーカルが楽しめる。ボーナスとして98年録音の名作2曲も収録。
アコースティック・ギター“Chaki P-1”を使い、しかもそれをタイトルにまでしたあたりは、マニアック。が、収録曲はほとんどが誰でも知っているスタンダード・ナンバー。もちろんオリジナルも作り、最近は歌も歌う彼だが、今回はインストに徹している。
F1レーサー、アイルトン・セナに捧げられたアルバムで、8曲中4曲のヴォーカル曲(残りはインスト)の詞はすべて、セナに思い入れる作詞家高杉碧が手がけているのがミソ。憂歌団、増田俊郎、内田勘太郎ら3者のしみじみとした味も、発揮されている。