制作・出演 : 前田憲男
東京五輪開催の64年録音。当時の日本のトップ・プレイヤーが集結して、ジャズのヒット曲を演奏するというアルバムで、ピアノで参加している前田憲男がアレンジを担当した幻の名盤だ。その時代の空気感や息づかいも感じられ、各奏者のジャズへの思いを込めたソロが聴ける。
宮本文昭2008年新コンピレーション。2007年3月末にオーボエ活動を終了し、そのベルベットトーンを聴けるのはCD含めて非常に限られています。今回はソニーミュージックに残した膨大な音源の中から、心地よくリラックスできる楽曲をセレクト、なごみたいとき、気持ちを落ち着けたいときに、世界を酔わせた日本が誇るオーボエの美音を贅沢に体感してください。
クラシック業界以外ではあまり耳にしないユーフォニアム。この楽器の世界的プレイヤーが巨匠・前田憲男の手ほどきでジャズの名曲をライヴで演奏。ホルンよりもさらに優しく温かみのある音色には、主張してナンボのジャズのアドリブにはない素朴な魅力がある。
78年という時を感じさせる前田のピアノと、この当時の録音の特徴を思い起こさせる荒川のベース音。30年という時空を超えて聴こえてくるピアノ・トリオからは、時代の感性、ジャズの在り様が伝わってくる。一部でカルト人気を誇る尺八のネプチューン海山が「竹・ブルース」にゲスト参加。
発売元
キングレコード株式会社1963年東京で録音された名盤2作のカップリング。TVCFでリバイバル・ヒットした「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」や、世界のフォーク・ソングを収録。
2000年を間もなく迎えようとする現在、昭和歌謡は遠くになりにけりという思いを再認識するのではなく、今あらためてその魅力を知ろうとする積極的な意志を感じさせる秀逸なボックス・セット。魅惑の低音ヴォイスが唯一無二であることを再認識させられる。