制作・出演 : 及川光博
夜想曲 -ノクターンー夜想曲 -ノクターンー
デビュー10周年を迎えたミッチー。1年4ヵ月ぶりのリリースとなる本作でも、あいかわらずのマイ・ペースぶり。ラスベガスのショー・シンガーのような曲あり、本来のファンク好きが出ている曲もあり。2曲のカヴァー((3)=郷ひろみ/(9)=松崎しげる)もいい味。
愛のメモリー愛のメモリー
松崎しげるのヒット曲をエレガンスかつピュア、そしてスタイリッシュにカヴァーした、デビュー10年目第1弾シングル。吸い込まれそうな三白眼とムンムンの熱気で迫るミッチーの、過剰なぐらいの愛がしっとり染み込んだ、大人のための歌謡ラブ・ソング。
ゴールドシンガーゴールドシンガー
役者としての活躍が目立つミッチーが贈る、昭和“センチメンタル”歌謡曲カヴァー・アルバム。布施明や郷ひろみのハマりっぷりはもちろん、C-C-Bやチェッカーズを持ってくるあたりはさすが80's謳歌世代といえよう。皆様の予想と期待以上の出来栄えです。
ヒカリモノヒカリモノ
患者と医者の小芝居となる(1)から、オーケストラ・サウンドをフィーチャーした華やかな(2)へ。さらにセリフのみの(6)、(9)(12)を挟み込みながら、ポップにグルーヴィにさまざまな恋愛模様を映し出し、(15)で感動的なエンディング。スケール感あふれる一枚だ。
欲望図鑑欲望図鑑
キャラに比べ、何でもアリが過ぎて音楽的な個性が見えづらかったミッチー。今回は田辺恵二を主なサウンド・プロデューサーに迎え、“歌”と“詞”の世界観だけでアングラ演劇な世界を表現しきり、音楽面では抑制の利いたフォームに徹していて好感が持てる。