制作・出演 : 大橋純子
ジェイ・セレクションVol.2〜 ボサノバジェイ・セレクションVol.2〜 ボサノバ
文字どおり大橋純子ボサ・ノヴァの名曲を歌うといった内容のアルバム。持ち味が歌い上げていくタイプのヴォーカリストだけに、オリジナルの気怠い情感ではなく、彼女は軽快にして派手めの印象を与える歌にしている。だから大橋純子なのだと実感させる。
フォー・トゥモローフォー・トゥモロー
アルバム『フィーリング・ナウ』でデビューして以来、大人の恋を歌い続けている純子サン。デビューからもうウン十年も経っているのに「ペイパー・ムーン」や「シンプル・ラヴ」を歌っていた頃の瑞々しさは今作でも変わらず。大人のためのソウルってやつだ。
ジェイセレクションジェイセレクション
大橋さんのライフワークとしてスタートしたというロック・カヴァー集。ツェッペリン、パープルの曲における本気度には圧倒される。願わくば、こうした大橋さんもプレーヤーも「ホンキださなしゃあない」振り切れた曲ですべて構成してもらえれば。と思う。
ネオ・ヒストリーネオ・ヒストリー
ベスト的編集ながら、全曲再レコーディングされている。往年のヒット曲(2)(5)(7)には、ニューミュージックが誕生当初持っていた中庸の革新性がくっきり。今やそれが(4)のような新・保守の歌へと収束してきているわけだが。アレンジに、も少し工夫が欲しい。