制作・出演 : 大滝詠一
過去、何度か再発されているが、今回は75年に初めて発表されてから30年を記念した復刻で、14曲のボーナス・トラックを収録。あの『A LONG VACATION』は邦・洋楽問わず、80年代の最高傑作の一枚だが、本作も日本のポップス史に欠かせない作品だ。
ナイアガラ20周年企画の最後を飾る、84年の傑作アルバムのリマスター盤。曲順、音質、音圧どれを取っても究極のクオリティを誇る、まさにファイナル・リマスター仕様。ボーナス・トラックにも注目。
ナイアガラ時間では普通だけど、世間的には久々の大滝詠一の新譜は“顔”で勝負の一作。サウンドも詞も唄い方もナイアガラ色で、これ以上ナニを求める?……と言いつつも、あと半年間の時間の余裕があればと死んだ児の年齢を数えてしまうのが大滝ファンには快感なのかも。
ナイアガラ・レーベルは早い時期からユニットにもチャレンジしていた。『トライアングル』のVol.1&Vol.2 がその代表例。本作は『ロンヴァケ』後の実験期(第何期?)に発表されたが、ひょっとしてホントは“聖子”と佐野、杉で狙ってたのかなとかって……。
アメリカン・ポップスへのオマージュに満ちた珠玉のメロディと甘く切ない歌詞が高次元で結実した、邦楽史上に燦然と輝く金字塔。「恋するカレン」「さらばシベリア鉄道」ほか、時代を超越した名曲がここにある。
はっぴいえんど在籍中の72年に制作されたファースト・ソロ・アルバムにシングル・ヴァージョンや別テイクなど大量のボーナス・トラックを加えた贅沢な復刻盤。多様な可能性を詰め込んだポップの宝箱の価値はさらに増大。
アメリカン・ポップスへのオマージュに満ちた珠玉のメロディと甘く切ない歌詞が高次元で結実した、Jポップ史上に燦然と輝く金字塔。「恋するカレン」「さらばシベリア鉄道」他、時代を超越した名曲がここにある。