制作・出演 : 大谷康子
日本を代表する世界的アーティストの名盤がごっそり集結! まさに究極! 邦人演奏家・オーケストラを主体とした“ベスト100”シリーズ。本作は、金聖響指揮、須川展也(サクソフォン)、 東京交響楽団の演奏によるアリア集(2007年8月録音)。 <収録内容> 01. アヴェ・マリア 02. あなたの声に心は開く~歌劇≪サムソンとデリラ≫より 03. 清らかな女神~歌劇≪ノルマ≫より 04. トスカの接吻 05. 私のお父さん~歌劇≪ジャンニ・スキッキ≫より 06. 誰も寝てはならぬ~歌劇≪トゥーランドット≫より 07. ガブリエルのオーボエ~映画『ミッション』より 08. ピエ・イエス~レクイエムより 09. スロヴァキアン・ラプソディ 10. セレナード
近年は、コンサートでも録音でも、高いレベルの演奏が続いている東京交響楽団。そんな彼らが本拠地・ミューザ川崎で開催している“名曲全集”がCDとなった。管楽器の首席奏者たちのソロも美しく、飯森範親が東響から洗練された演奏を引き出している。特典映像付き。
東京交響楽団のコンサートマスターを務める大谷康子が、常任指揮者・大友直人と同響のサポートを得て、二つのヴァイオリン協奏曲をライヴ録音した。大谷のソロは、明快で、力強く、メリハリがある。緩徐楽章でのロマンティックな味わいも魅力的。
豪華な顔合わせというべきだろう。録音もいい。企画上ソロ・ヴァイオリンをクローズアップしているが、バランスが巧く取れているし、音がとてもきれいで、かつ密度感がある。演奏も、ソロ重視の方向としては何の文句もない。プロの仕事はいいものだ。
95年4月から東京交響楽団コンサートマスターとなった大谷康子。いつ聴いても、彼女のヴァイオリンは甘美で、しかもキラキラ輝いており、音色も響きも独特な感じがする。当盤でも、藤井一興の絶妙なピアノに支えられて、独特の音色で自在にうたっている。
歌詞でいうなら、もうすぐ春ですね……♪色でいうなら、心弾むパステルカラーでしょうか。大谷康子と篠崎史子によるデュオは、フンワリ、風に舞う軽やかな気分がそのまま音になり、音楽になったような感じ。vnとhpで収録された小品名曲集というのも希少。