制作・出演 : 小松未歩
シンガー・ソングライター小松未歩、初のベスト・アルバム。アニメ『名探偵コナン』のテーマ曲となったデビュー作「謎」から「恋になれ...」までのシングルに加え、新曲「happy ending」も収録。彼女のポピュラリティ・センスが存分に感じられる。
前作『7〜prime number〜』より1年3ヵ月ぶりとなる彼女の8枚目のフル・アルバム。ケーキを選ぶような身近な幸福感と、女性らしい軽やかな歌が晴れやかで心地良い。先行シングル(3)(7)、岩田さゆりに提供した(9)のセルフ・カヴァーなど収録。
「あなた色」に続くシングル。タイトル曲は恋する気持ちがじんわりと伝わってくる、ちょっと切ないミディアム・スロウ・チューン。シンプルで気負いのない言葉がストレートに伝わる印象的な楽曲だ。
タイトル・チューンは『映画天国〜チネ★パラ〜』(日本テレビ系)のオープニング・テーマ。珍しくアップ・テンポに言葉数の多い楽曲に仕上がった。少女のような片思いを切実と歌った歌詞と美しいメロディが重なって独特の音楽世界が広がる。カップリングのバラードも真骨頂。
2005年第1弾、通算24枚目のシングルは、ゆったりとしたテンポのなかで恋人との穏やかな時間を描き出した、切なくも優しいラブ・ソング。体がホッと緩むような温かいサウンド・メイキングと、ほんわかとしたイメージのメロディ・ラインがまっすぐに伝わる。
シンガー・ソングライター小松未歩の7枚目のオリジナル・アルバム。アコースティックとデジタルを巧みに組み合わせたシンプルなサウンド、そのなかで展開される20〜30代の女性の実態に寄り添った歌の世界は、さらに洗練されると同時に“共感力”を増している。
中堅女性ヴォーカリストの域に達した感のある、晩秋にふさわしいマキシ。GARNET CROWの岡本やrumania montevideoの三好などなど、参加アーティストも多数。独自の浮遊感とはかなさをケレン味なく打ち出した、手堅い仕上がりにファンも満足の一枚。
前作「涙キラリ飛ばせ」が好評を博した小松未歩の、切なくてキュートな夏のポップ・チューン。けなげな女の子の姿を歌った曲からは、癒し系・励まし系という言葉がピッタリ。前作同様、新曲3曲+インストという構成で、女の子らしさをいっぱい堪能できる。
テレビにはいっさい出ず、ライヴもやらないというスタンスながら、根強い人気をキープしている彼女の21枚目のシングル。彼女の曲を聴くと、曲のよさとかいうことより、独特な音質感覚(音数少なく、こもったような録音方法)にいつも耳がいってしまう。
これまでのアルバム収録曲とシングル、カップリングからセレクションした小松未歩の隠れた名曲集。歌詞に込められた“言葉”をテーマにしたコンセプト作品で、歌詞カードを見ながら聴けば味わいは一層深いものに。冬の季節にじっくりと染み入るアルバム。
通算6枚目となるアルバムで小松未歩は、オリジナル楽曲と同時に、DEENへ書き下ろした「君さえいれば」を筆頭に「渇いた叫び」など他アーティストへ提供した作品をセルフ・カヴァー。それらの歌を通し魅せるアンニュイな表情から、彼女の持つ刹那ロマンな世界が滲み出てくる。
通算19枚目のマキシ・シングル。日常的な恋愛の出来事をシンプルでアコースティックなサウンドに乗せた歌は、女性からの共感を集めるはず。カップリングの「通り雨」では一転して打ち込みのビートをバックに、センチメンタルなメロディをリズミカルに歌う。
97年にデビューし、すでに5枚のアルバムを発表している女性シンガーによる18枚目のシングル。浮遊した透明感のある歌声が、軽やかなサウンドの上に流れていく。マイナーに寄りきらないメジャー・キーの微妙な並びが、独特の切ない雰囲気を醸し出している。
デビューから、かれこれ5年以上経っている小松未歩のニュー・シングルは『TVおじゃマンボウ』のエンディング・テーマ。相変わらず独自のクールな世界を展開。このクールネスは感情を抑えた彼女の歌唱と乾いたリズム・アレンジに負うところが大きいということに気付いた。
デビューから2002年までのシングル曲のリミックス・ベスト。内外12組のトラック・メイカーたちが16曲をリミックスしている。もともと彼女の曲は極端に音数の少ないものが多いので、かなり劇的に変化しているものが目立つ。
通算5作目。シンガーとしての確固たる魅力はもちろんのこと、ソングライターとして、とりわけコンポーザーとして、J-POPの真髄ともいえる魅力ある作品を書くことができる彼女の良さが滲み出ている。GARNET CROWのメンバーも参加。音質が少し気になる。
淡々としたエレクトリック・ビートのなかで可憐なメロディがダンスする、軽やかでシックなポップ・チューン。クラブで遊んでるときの光景と切ない恋愛感情をクロスさせたリリック、そして、凛とした強さと鮮やかな光を同時に感じさせるヴォーカルも、とても魅力的だ