制作・出演 : 小沼ようすけ
制作・出演
AriHoeing / HidekiYamaki / KenichiYamakita / KenOta / Yasuhiko“HACHI"Sato / YutaKaneko / 小沼ようすけ新時代のジャズ・ギタリストとして小沼がデビューして早9年。その間に発表された楽曲の中から、ライヴで人気の楽曲を含むベストな14曲をピックアップ。新たにファンになる人には嬉しい入門編だ。
60?70年代のシンガー・ソングライター作品やロックなどを中心にカヴァーした5作目。切なさと爽やかさが同居するジェームス・テイラーの「ロング・アゴー・アンド・ファー・アウェイ」、シンプルなバックの演奏に乗せて、美声がメロディのよさを際立たせるトッド・ラングレンの「イット・ウドゥント・ハヴ・メイド・エニィ・ディファレンス」ほか粒揃い。笹路正徳のプロデュースが的確。★
CM、テレビ番組、映画で使われた曲を中心に新録音ほかを加えている。荒井由実作品の英語詞カヴァー「In The Morning Light」はディープであっても重くない情感の表現がいい。ピアノ弾き語りに小沼ようすけのギターが加わる「スタンド・バイ・ミー」はほっこりとした温度感が魅力。CHEMISTRYのアルバムで初出の「星たちの距離」は傑作。
ビル・ウィザース、ロバータ・フラック、ジェームス・テイラーらのヒット曲、あるいは「ベサメ・ムーチョ」のようなラテン曲をソウルフルに歌っているサード作。カッチリとまとまったタイトなサウンドと情熱的な歌声のブレンドが魅力的。編曲は笹路正徳と河野啓三。
楽器数を抑えたシンプルな音作りがまろやかで温かいヴォーカルの魅力を引き出すクリスマス・アルバム。小沼ようすけとのデュオによる(1)は音の向こうの静寂を描くような繊細さがいい。ゆったりと跳ねるアレンジが新鮮な(4)、メロディを慈しむように歌う(5)も快作。
ピアノ弾き語りシンガーのデビュー作。ほのかに憂いを帯びた声質や余裕を感じさせるナチュラルな節回しは魅力的。(1)の間奏では小沼ようすけと須藤満がユニゾンで主旋律を奏で、(7)では宮崎隆睦、仙道さおり他が切れのあるソロを取るなど、演奏も聴きごたえあり。
日本を代表する若手ジャズ・ギタリストへと成長した小沼ようすけの5thアルバム。パーソナル感をテーマに、アコースティック色濃い演奏を聴かせてくれる。小曽根真との共演曲も聴きものだ。
ヴォーカリスト兼フリューゲル・ホーン奏者のTOKUが、全曲で定評のある美声を披露するフル・ヴォーカル・アルバム。バックには村上“ポンタ”秀一や高水健二など、邦楽シーンを支えてきた重鎮プレイヤーが集結し、ムーディなコンテンポラリー・ジャズに仕上げている。
八面六臂な活躍を展開する納が、アコースティック・ベースの印象を超えたコンテンポラリーな持ち味を実現。2曲だけの小沼の参加も大きい。クリヤの直線的で知的なピアノとも相性抜群だ。(7)でのアルコ弾きは聴く者を優雅な気分にさせてくれる。★
日本の次世代ジャズを牽引する注目のアーティスト、TOKU、日野賢二、小沼ようすけによるスペシャル・ユニット。世界都市TOKYOを連想させる、冒険心に富むアグレッシヴなジャズを展開。各自のソロ活動とは異なる表情を引き出している点も興味深い。
デビュー作に続き、ゴンザレス鈴木のプロデュースによる2作目。(1)や(6)に代表される穏やかで和めるヴォーカルが最大の持ち味だが、難度の高いメロディで軽快にスウィングする(5)では技巧の確かさをアピール。(2)がジャズ・ワルツに編曲されているのは新鮮に感じる。